アメリカ英語はイギリスで通じる?

アメリカ英語でも大丈夫!

イギリス英語とアメリカ英語は違う、という話、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
私たち日本人が学校で習うのは、基本的にアメリカ英語。
果たしてどれくらい違うの? 今まで習ってきた英語は通じるの?
なんて思わずドキドキしてしまいますよね。


以下は私の個人的な感想になりますが、結論から言うと、「大丈夫! アメリカ英語、通じます!」

どれくらい違う? 英語と米語

確かにイギリス英語とアメリカ英語、単語だけでもかなり違います
有名どころでは、地下鉄が英では「underground」、米では「subway」。
エレベーターを英では「lift」と呼ぶ、など。
また文法的にも、英国人は完了形を多用します。
「Have you got a time?」(いま何時?)
「Have you seen it?」(見た?)
などですね。

ただ、最近の若い世代は、テレビや映画でアメリカ英語に慣れ親しんでいるため、アメリカ英語を使っても、「え? 何言ってるのかわかんない!」ということはまずありません。
小学生くらいの子は、アメリカ英語の「awesome!」(すごい!)を多用していたりします。
実際にあと数十年たてば、イギリス英語は消滅するのでは?
なんて予想を立てる学者もいるそうです。
英語と米語の垣根は、年々低くなっていっているんですね。

しかし、やはり「本場のプライド」は根強い!!

ただし、聞いて理解できるのと、実際に使うのはまた別の話。
ほとんどのイギリス人はアメリカ英語を理解してくれますが、「それはアメリカ英語だよ」とくぎをさしてきます
こちらからすれば、「通じてるんだからいいじゃん!」と言いたくなりますが、そこは本場のプライドなんでしょうか。
「garbage can」(ゴミ箱)は「rubbish bin」、「braid」(みつあみ)は「plat」、「vacation」(休暇)は「holiday」ときっちり訂正されました。
眼科に行けば、検査医にまで「near sight」(近視)を「short sight」と言いなさい、と訂正される始末。
わかってるけど一言言わずにはいられない、強烈なプライドを感じます。

アメリカ語は外国語

ロンドンのハリー・ポッター・スタジオに行った時のことです。入場前の案内で、スタッフが誇らしげに告げていました。
「ハリー・ポッター・シリーズは、今や60か国語以上に翻訳されています。フランス語、イタリア語、アラビア語、中国語、日本語……そして、アメリカ英語にまで!!」そこにいたイギリス人の観客は大爆笑&拍手喝采
米語との垣根は低くなっても、まだまだイギリス英語は滅びない、と思わせられるような光景でした。

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