バーバリー、テッドベーカー、マーガレット・ハウエルなど英国を代表するファッションブランドはその落ち着いた気品や可憐さはもちろん、歴史ある裁縫技術で品質の面でも私たちを魅了してきました。

そこで、日本ではまだあまり知られていない、いわば新興イギリスブランドを今回は紹介したいと思います！

名前は『SUNSPEL』

新興と言いましたが、1886年創業の歴史あるブランドです。

世界的にファストファッションが主流な今、イギリスも例外ではありません。
ロンドン中心部のショッピングエリアには日本でもよく見るブランドが軒を連ねています。
しかし、そういったトレンドが一般的に広まる一方で自社製品の質に自信かつ現代のニーズに合わせた衣服の展開を図っているのがサンスペルです。

僕もそんなサンスペルの大ファンなのですが、個人的に思うサンスペルの魅力を２つあげます。

魅力その１　多彩な色

まるで大きなパレットの中の幾千とある色から選び出したとても繊細で都会的、男女問わずアピールする絶対的な色のバリエーションです。

染料にもこだわり、決して商業用に大量生産された色では出せない生活に溶け込む自然感とあたたかさ、色の深さを楽しめます。

魅力その２　流行に流されないデザイン

揺るぎない繊維の質への自信と英国ブランドとしての歴史の意地を感じられるデザインです。
多くのブランドは流行のスタイルを取り入れて売り上げを上げようとしますが、「１シーズン着るだけ」というアイデアが逆に品質の面での妥協を生んで結果的に一過性だけの商品を並べるということになります。
しかし、サンスペルの衣服はとてもタイムレスなデザインで品質も高いのでワードローブの中に常に入れておきたいと思うアイテムです。

ロンドン市内に幾つか店舗を持つサンスペル。
その奇をてらわなくとも支持されるブランドの確かな哲学とその哲学を反映するかのような衣服の数々をロンドンに来た際は是非、手にとってみてくださいね。