ロンドンはもちろん地方都市でも店舗があるデパート。
イギリス(ロンドン)でお土産探しにデパートに入った方もいらっしゃるかと思います。
そんなデパートの歴史をちょこっと紹介しつつ、イギリスではどういうデパートなのかを書いてみます。
ハロッズ
ロンドンのナイツブリッジエリアにある老舗デパート。
売り場面積がイギリス第一位だそうです。
ハロッズの創業者はチャールズ・ヘンリー・ハロッドで1824年に起業したそうです。
順調に規模を大きくして行くも、1883年12月に火事で全焼してしまったそうです。
でも、これを機にさらに大きな店舗に展開して行くきっかけにつながり、1898年11月16日にイギリスで初のエスカレーターが導入されたという秘話もあるそうですよ。
ロンドンでのお土産といえばハロッズが思い浮かぶと思いますが、イギリスではとっても高級なデパートの一つにあたるので、毎日のデパートという観念は全くないです。
毎日のデパートとして使えるようになるのは本当に最上階級くらいの人です。
でも、観光名所として毎日賑わっています。
ハーヴェイ・ニコルズ
(http://www.harveynichols.com/)
イギリスに本店をおくデパート。
ロンドンではハロッズ同様ナイツブリッジエリアに店舗を持ちますが、イギリスの他の大都市、ブリストル、マンチェスター、エディンバラ、バーミンガム、リーズそしてリバプールにも店舗があります。
さらに、知らなかったのですが調べたらイギリス国外にも店舗があるそうです。
1831年にベンジャミン・ハーヴェイがナイツブリッジの角のテラスハウスにお店を構えたのが始まり。
こちらのデパートも高級路線で、毎日のデパートという感じではありません。
有名ブランドなどが入っています。
でも、化粧品売り場では色々なメーカーが入っていて日本の化粧品メーカーも入ってたりします。
また、フードでは日本食のYo-sushiの回転寿司が入っていたりして和食がファッショナブルに取り上げられていたりします。
リバティー
(http://www.libertylondon.com/)
ロンドンの中心にあり、グレートマルボロストリートに店舗があります。
建物自体が趣がありチューダー・リバイバル様式のアーツ・アンド・クラフツの建築物としては、ロンドンで最も代表的なもものの一つだそうです。
1875年にアーサー・ラセンビィ・リバティによって開業されました。
東洋の装飾品、織物、その他様々な芸術工芸品を販売する店と始まり、現在では化粧品、衣服、織物、家具などを販売展開されています。
店内は真ん中が吹き抜けになっていて、開放感がありつつ昔ながらの作りを観る事ができます。
日本では織物のリバティー柄が有名になっていますね。
こちらでもリバティー柄は有名です。
近年ではキティーちゃんとコラボレーションされた柄も見かけた事がありました。
クリスマス前に装飾されるクリスマスディスプレーはとても有名になっています。
店内ではちょっと変わったものも売られていたりして、お値段も桁が全く異次元な商品があったりしました。
誰が買うのだろう?と想像が楽しいです。
セルフリッジ
(http://www.selfridges.com/JP/en/)
創業者はハリー・ゴードン・セルフリッジ。
ロンドンのオックスフォード・ストリートにある旗艦店は1909年3月15日から開業されました。
ここの路面店はハロッズの次に大きな店舗です。
ちなみにハリー・ゴードン・セルフリッジはアメリカ人です。
すごいのは1906年にたまたまロンドンに旅行してる際に彼がアメリカで起業していたようなデパートがないというの気づき、定年後の時間をあり余してた?!そうで、その当時で£400,000(今現在だと5千6百万円ちょっとだから今のお金の価値にしたら巨額でしょうね)を投資という形でデパートを開く事にしたそうです。
今から111年前にそんな巨額な金額でただ観光で来ていたイギリスにデパートを作ろうなんてよく考えついたと思います。
その発想だからこそ、デパートが発展したのでしょうね。
また、イギリス内ではマンチェスターのトラッフォードセンター、マンチェスター市内のエクスチェンジ・スクエア、バーミンガムのブル・リングにもお店があります。
こちらも高級百貨店の一つです。
この記事へのコメントはありません。