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これで貴方も上流階級の仲間入り!?アフタヌーンティーのエチケットについて学ぼう!

イギリスに来たらやっぱり本場のアフタヌーンティーを楽しみたい!その4
これで貴方も上流階級の仲間入り!?アフタヌーンティーのエチケットについて学ぼう!

アフタヌーンティーを楽しむ為のエチケットABC

アフタヌーンティーは、ビクトリア時代では上流階級のおうちパーティーから始まった社交の場でありましたが、今や社交の場というよりは雰囲気や時間を楽しむ喫茶習慣としての意味合いが大きいと思います。
また、5つ星ホテルでのかしこまったアフタヌーンティーから、小さなカフェでのリラックスアフタヌーンティーまで、様々なアフタヌーンティーを今や楽しむ事が出来ます。
アフタヌーンティーのエチケット/マナーと言っても、どんな時にどんな場所で、どんな仲間と供するのかによっても変わってくるので、これが正しいマナーですとは一概には言えないところではありますが、今日は、ちょっとかしこまってイギリスの上流階級の人々になった気分で5つ星ホテルで頂くアフタヌーンティーのエチケットを、イギリスのエチケット専門家であるWilliam Hanson氏がイギリスの新聞Daily Mailに掲載した記事をもとにひも解いていきたいと思います。

通常おうちアフタヌーンティーをする際はエチケットは気にせず、自由に気心の知れた友人達と楽しい時間を過ごす事が一番大事です。

スプーンの使い方にもルールがあった!?

まずは、席に座ってテーブルのナプキンを広げて2つ折りにした後、折られた側を自分側に向けて膝に軽く載せましょう。
紅茶が運ばれてきたら、ストレイナーを使って紅茶を淹れます。
ミルクを先に入れるか、後に入れるかはイギリスでは長い間論争の一つとなっておりますが、Hanson氏によると議論の余地なくミルクは後に入れるものとしております。
ティーカップを持ち上げる時は、人差し指と親指をカップの持ち手をつまむように、指と指を合わせるように持ちます。
そして、中指にてカップの持ち手の下を支えます。

ティーカップの持ち方例

紅茶をかき回す時はスプーンをグルグルとかき回してはいけません。
カップの中で12時と6時の方向を往復するように上下の動きを静かに繰り返します。

スプーンはかき回さず、カップの上下をゆっくりと往復させます。

サンドウィッチを食べる時は必ず手で食べること。フォークなどに刺して食べてはいけません。
アフタヌーンティーでサーブされるサンドウィッチやセイボリーは、基本フィンガーフードと呼ばれ、手で食べれるサイズとなっているところがほとんどです。

スコーンの発音はスコーンではなかった!!??

Hanson氏によると正しいスコーンの発音は‘skone’ではなく、‘skon’でなければならないという事、スコーンと伸ばすのではなく、スコンッと縮めて発音するのが正しく、スコーンと伸ばして発音するのは二流の人間であると見抜かれてしまうそうです(笑)。
※注:ここでは何のことかわからなくなりそうですので、スコンではなくスコーンにて表記させて頂きます。

スコーンを食べる時は、ナイフを使ってはいけません。
必ず手で割って食べるようにして下さい。
良いスコーンとは手で簡単に割れるものを指すそうです。
スコーンを2つに割ったら、必ず一つずつ食べること。
くれぐれもジャム・クリームを挟んで割った2つのスコーンをあわせサンドウィッチのようにしてはいけません。

各ホテルによって様々なタイプのスコーンがありますのでお好みのスコーンを探してみて下さいね。

実は長い間、イギリス人の間の論争の種?ジャムが先かクリームが先か?

さて、紅茶にミルクを入れる際、ミルクを先にいれるのか?それとも後に入れるのか?これはイギリス人の間でも人それぞれのやり方があるようですが、実はスコーンに塗るジャムとクロテッドクリームにもどちらを先に塗るかで長い間論争になっているのです。

実はこれ、コーンウォール州の人が主張しているのがジャムを先に塗ってクリームは後に塗るものとしているのに対し、デボン州の人たちが主張しているのはクリームを先に塗って、ジャムは後に塗る物としているのです。
どちらも一歩も譲らず、自分達の食べ方が正しいとそれぞれ主張している訳ですが、実際のところどうなのでしょうか?
これに関しては、Hanson氏だけの意見では収まりつかなかったので様々な文献や記事を調べさせて頂きました。

結果は、どちらも正しい!という事に落ち着きました。(笑)
ジャムを先に塗ろうが、クリームを先に塗ろうが、その人の好みで食べて頂ければというのがほぼエチケットの専門家の方達の意見でした。
この意見にはイギリスのエチケットの総本山ともいわれているDebrett’sのエチケット講師も同意見でした。

また、さらに中には、デボン州のデボンクリームを使っている時はデボン式で、コーンウォール州のコーニッシュクリームを使っている時はコーンウォール式で食べるのが正しいとまで言っている識者もいた事から、その両地方出身者の方とアフタヌーンティーを同席する時は両方にあわせた形で食するのが本当の意味でのエチケットかも知れませんね。
それ以外は、好きなように食べればいいという結論に達しました。

クリームが先か?ジャムが先か?それが問題だ・・・。By ハムレット?

食べる順番にも決まりがあった!?

さて、アフタヌーンティーと言えば3段に連なる3段トレイにて運ばれてくるのが特徴ですが、基本的には一番下の段がサンドウィッチ、2段目がスコーン、一番上がスイーツという形が一般的となっております。
食べる順番は必ず下の段のサンドウィッチから始まり、サンドウィッチを食べ終わった後、スコーン、スイーツへと上の段へと移っていきます。
Hanson氏によれば、一旦スイーツまでいった後はまた下の段のサンドウィッチに戻る事はエチケット違反になるとの事です。

最近は、トラディショナルな3段トレイとは趣の違った趣向を凝らしたアフタヌーンティーを楽しめるホテルが増えてきましたが、基本的にはセイボリー系から食べ始め、次にスコーン、そして最後にスイーツという流れは一緒であると覚えておくといいでしょう。

下の段から食べていきます。一度スイーツまで食べてしまったらもうサンドウィッチには戻れません。

以上、いかがでしたでしょうか?

既に常識としてご存じだったものもあれば、意外なエチケットなどもあったかと思います。
これらは、あくまでも上流階級の方達のエチケットという事もあり当の一般のイギリス人でさえ知らないエチケットもあるというのが実は実情だと思いますが、上流階級の方の気分になって次回、アフタヌーンティーに行かれる際はこれらのエチケットを意識してみて下さい。

今回参考とさせていただきましたHanson氏の記事は下記のサイトにて見る事が出来ます。
なかなかユーモアに満ちた記事となっておりますので、ご興味のある方はこちらもあわせてご覧ください。
Hanson氏のサイトはこちら

また、イギリスエチケットの総本山であるDebrett’s主催のアフタヌーンティーのエチケットレッスンに参加したイギリス人女性記者の体験談がのった記事もあわせてご覧くださると面白いと思いますので下記ご参照下さい。
サイトはこちら



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2014年よりテーブルコーディネイト、お料理プレゼンテーションなどの総合的なおもてなしレッスンが受けられるおもてなし教室「Atelier Curious March ~アトリエ・キュリアス・マーチ~」を開催。 Blog : 「イギリスからおもてなし

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