欧州歌の祭典 ユーロビジョンソングコンテスト

年に1度ヨーロッパ各国が一斉にテレビを観る日

毎年ユーロビジョンソングコンテストというコンテストがヨーロッパで開催されます。

今年は5月13日にウクライナで開催しました。
ヨーロッパ26国の代表が歌やダンスなどで1曲披露します
UKとして国の代表が出るので、もちろんここイギリスでも放送されます。

全部の国が歌い終えたら電話投票をします。
ただし自分の国への投票はできない事になっています。
各国で統計収集が終わり、1カ国ずつ1ポイントから10ポイントまで国名を挙げていきます。
そして全部の国の投票が終わり最終的に1位になった国が来年度のユーロビジョン開催国となるんです

一応コンテストに出場する前に予選があるんです。
予選を勝ちぬいてコンテストが決勝となります。

ほとんどのヨーロッパの国ではその予選を毎年のように勝ち抜いて出場する中、1999年度からルールが改正されてUK、ドイツ、スペイン、フランスは過去の順位に関わらず無条件で出場ができる事になりました
それは多額の出資をこのコンテストにしてるからなんだそうです。
お金を払ってるんだから出させてという感じなんでしょう。

数年前からヨーロッパとは全く関わらない、オーストラリアも参加するようになりました。

お国柄がでる各国のアーティスト

でもこのコンテスト。
26各国が曲を披露するので、長いです

全部の投票結果が集まるまで夜の11時半くらいまで延々とかかります。
イギリスでそんなに遅い時間に終わるので、ライブ中継なのできっとヨーロッパ各国は時差で終わる時間には次の日付になってる事でしょう。

でもこのコンテストお国柄が出ていたりするので観てて面白いんですよ
真剣な歌やアーティストはもちろん、ちょっと笑ってしまうようなコメディーのような面白さがあるアーティストも出たりします。

どの国がどこを支持するかというのも楽しみの一つ

やっぱり共通語は英語なので英語の歌を披露する国が多いのですが、フランスはほぼ必ずフランス語だったりするし、あえて自国の言葉で歌を歌ったりもします。
そうなると言葉の壁があるのでよっぽどそのアーティストが表現力が高くないと他の国から支持してもらえなくて点数が入らなかったりします。

あとよくあるのはヨーロッパは国と国が隣同士だったりしますよね?
そうなるとお隣の国への支持が自然と高くなったりするんです
北欧の国同士などなど。
また、皆さんがお察しのとおり無条件に出場が決まってる国だと楽に出場できてるという事からかあまり点数を入れてくれる国がなかったりします。

出場国と優勝回数 ©AxG

また、政治的にもスコアーに変動があったりもするんです。
今年はEU離脱が国民投票であがったUK。
ヨーロッパの国からはどう思われてるのかな?と結果が気になりましたが、そこそこの点数がもらえました。
やはり同じ英語圏ということでオーストラリアからは最高ポイントの12点が入りました!

コンテストに参加した有名アーティスト

今年のUKのアーティストは以前オーディション番組に出ていた人だったそうです。
このコンテストで有名なのはABBA
数々のヒット曲を持つ彼らもこのコンテストに出場した事があります。
また日本でも以前有名になったロシアの二人組の女の子のタトゥーもロシア代表として出た事もあります

実はUKは上位の常連だった!

そして実はUKも5度優勝した事があるのです!!!
1998年まではUKは上位の10位以内などの常連だったんだそうです。
そして1981年に優勝して、翌年の1982年には私が住んでいるハロゲートにあるインターナショナルセンターでユーロビジョンソングコンテストが開催されたそうです。
今でこそとても規模が大きくなっているこのコンテストですが、その当時で色んな国の人々や関係者がハロゲートにやってきたと思うと、コンテスト前後はお祭り騒ぎだったのではないかな?と想像できます。

ちなみに私が住んでいるハロゲートは地方の街で小さいんです。
そんなに宿泊施設あったのかな?と。

UKが再び1位になる日はくるのでしょうか?
イギリス人でもそれを夢の夢みたいな言い方です
イギリスの放送での司会者(コンテストの進行司会者とは別に声だけの司会者が存在します)、グレイム・ノートンもUKに点数が入るたびにあら珍しいみたいな言い方だったりします。
皮肉を交えての司会ですが、司会者でさえUKが上位に食い入るという事は全く期待はしていないようです。

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