街の教会が住民にとってなくてはならない理由

イギリスの庭

イギリス人の宗教、というと、まずキリスト教を連想しますよね。移民の影響により、イスラム教徒も近年増加していますが、それでもイギリス人の7割はキリスト教徒。
街を歩けば、壮麗な大聖堂から小ぢんまりした修道院まで、大小さまざまな教会を目にします。
とは言っても、キリスト教徒じゃないと入りづらいんじゃないの?
観光で訪れることはあっても、日常生活ではまず縁が無さそう……
ところが、そんな街の教会こそ、イギリスに滞在する外国人にとっての力強い味方なんです。

今回は、そんな私たちにはあまり縁のなさそうな、イギリスの教会の現在をご紹介します。

まるで公民館!集会所としての教会

私が住んでいるデヴォン州の、外国人向け英語レッスンの開催案内です。http://devongrapevine.co.uk/free-english-classes-in-devon-3/
ボランティアの無料英語レッスンですが、その多くが、「アヴェニュー・チャーチ」等の教会や、「聖シドウェル・センター」のような教会付属のコミュニティセンターで実施されています。
人が集まる時には、まず教会、なんですね。
日本の公民館か市民センターのような感覚なのかもしれません。

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オールウェルカム!多彩な活動内容

でも、キリスト教徒じゃなくても行っていいの?
気になって聞いてみたのですが、「必要とする人がいるなら、オールウェルカム」との答えが返ってきました。
多くの教会には集会所やカフェが付設されていますが、必要に応じてスペースの貸出もしています。
聖シドウェル教会の「本日の使用予定」のリストを見てびっくり。
「中国人学生の交流会」「移民の就職支援セミナー」「イスラム教聖典の勉強会」! 本当に、ありとあらゆるニーズに対応しています。
時間になると、ヒジャブをかぶった女性たちが大勢現れて、コーランを手に集会室へと入っていきました。
入れ替わりに出てきた人たちは、そのまま併設カフェに陣取って、母国語での会話を思い思いに楽しんでいます。

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教会はイギリスの懐の深さの象徴

スタッフに話を聞くと、「この街がより良くなるように、外国人も含めた住民全ての役に立てればという思いでやっているよ」とのこと。
宗教施設の枠を超えた幅広い活動は、イギリスという国の懐の深さの一端を現わしているのかもしれません。
「日本の皆さん、ぜひ聖シドウェルのカフェに来てください。
美味しいコーヒーを御馳走しますよ!」とのお誘いを頂きました。

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ふみむら

ふみむら

現在、夫と2人の子供と一緒に、イギリス南西部のデヴォン州に滞在しています。紅茶とミステリーと歴史が好きなので、街を歩いていると古代遺跡の城壁などが無造作に現れる州都エクセターがすっかり気に入ってしまいました。 東京に戻った際、再び満員電車に適応できるかどうかを気にしつつ、家族4人で楽しく過ごしています。

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