ロンドンの小学校事情まとめ(その1)

外国の制度の違いは、特に生活に密着する部分については気になりますよね。
でもなかなかまとまった情報がない…。

そこで今回は、ロンドンの小学校のあれこれについて、ゆるくまとめてみました。

ロンドンに家族で住む際の参考にしてみてください!

【関連記事:日本のフツーの小学生が「数学者」? 不思議なイギリスの算数教育事情

ほとんどの学校は公立校

ロンドンの小学校は、だいたいどこかの教会付属の学校であったりするのです。
日本だとそれって私立では?という気がしますが、イギリスは一部を除き、ほとんどの小学校が公立です。

子供の学校への送迎は、「ほぼマスト」

イギリスでは、実質的に小学生の子供を保護者なしで登下校させることはできないので、親が毎日学校への送り迎えをすることになります
スクールバスがある学校もありますが、まれです。

しかし、どうしても両親の仕事の関係で送り迎えが難しい!という人もいると思います。
そういう場合はシッターさんにお願いするのですが、そのためには学校側に前もってシッターさんの顔写真を送り、確認ができるようにしておかないと、ゲートから出してもらえませんので注意が必要です。

給食はあるけど、お弁当の子も

基本的に給食です。菜食主義の子供のためのメニューもあります。
しかし、全ての子供にあったメニューまでは揃えられませんので、宗教の関係でお弁当を持ってくる子もいます。

夏休みの宿題は、日本の方がラク!?

なんと、毎日やらなければならないたぐいの宿題は基本的に出されないそうです
ズボラな人には朗報ですね!
しかし、このあたりは担任の先生の裁量らしく、先生によっては絵日記を書かせる人もいるようです。

PTAもあります!

ほとんどの学校で、しっかりとPTA活動を行っています
むしろ、ないと保護者からのクレームで問題になることもあるようです。
学校によりムラがありますが、特に公立校は規模も大きいので、担うべき役割が結構あるため、けっこうきちっと活動しているところも多いようです。

運動会は意外とやらない

特にロンドンでは、やろうとすると広い校庭がないので、公園を借りないといけないため、運動会をやるのはめずらしいようです。
同様の理由で、水泳の時間もほとんどありません。

学校行事は保護者が中心

日本の学校では、七夕やククリスマスなど、四季折々の行事がありますが、イギリスでは基本的になにをやるかは学校ごとに決めています。
また、ロンドンには多種多様な国の子供たちがいますので、保護者が集まり、さまざまな国にちなんだイベントを開いています

いかがでしたか?
少しでもお子さんを連れていく際のイメージがつかめればうれしいです。

次回は、公立校と私立校の違いについてお話します。

その2につづく

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