Rosalie

日本とイギリスのクリスマスの違い

クリスマスはキリスト教のお祝いなのでイギリスではとても盛大にお祝いされます

そこで、日本とイギリスのクリスマスのお祝いの仕方がどのように違うか比べてみたら面白いかな?と思い考えてみました。

家族でお祝いするクリスマス

日本では小さなお子さんがいらっしゃる家族などではお家で過ごすと思いますが、お子さんが大きくなるにつれて、クリスマスはカップル同士がお祝いしたりしますよね?
そして、日本ではクリスマスイブの24日がとても盛り上がります。

イギリスではクリスマスは家族で過ごします
遠方に住んでいる人もこの時期に集まったりもします。
25日のクリスマスが盛大です。
朝にはプレゼントを開け、お昼前くらいからクリスマスディナーの調理を開始(丸焼きを焼くので時間がかかるため)、それまではお酒を飲んだり、何かをつまんで食べたりしてのんびり過ごします
25日の午後3時には毎年エリザベス女王のスピーチが放送されます。
それを観てクリスマスディナーがはじまるという家庭が多いかな?

クリスマスのお肉

イギリスでは伝統的なクリスマス料理は七面鳥です。
また、がちょうも食べられたりもします。
それもそれぞれ丸焼きで!

それらを準備するのにお肉屋さんではクリスマス用の注文を11月中旬くらいから受け付けています
日本では鶏肉の骨つきのモモ肉だったりしますよね?
もしくはケンタッキーをクリスマスに食べてる人もいるんではないでしょうか?

私も日本にいる時には骨つきの鶏モモ肉だったり、ケンタッキーだったりしました。

クリスマスケーキの仕込みは何ヶ月も前から!

日本のクリスマスケーキはスポンジケーキ、生クリーム、苺のショートケーキのホールが定番なケーキですよね?
イギリスではどっしりドライフルーツケーキにマジパン、アイシング で覆われています。
家で作る際にはフルーツケーキはクリスマスの数ヶ月前から仕込みが行われます
もちろん、お家でそんなに手間がかけられなかったりするので、市販でクリスマスケーキは売られています。

クリスマスだけの飲み物、食べ物がある!

この時期にだけ飲まれる物があります
Mulled Wineという温かい赤ワインです。
これはイギリスだけではなくて、ヨーロッパ(特にドイツ)での習慣だと思いますが、イギリスでもこの時期に飲んでいます。
赤ワインに多様なスパイスやお砂糖などが入っていて温められて、耐熱性のグラスもしくは陶器に入れて飲まれます。
日本の甘酒にも似たものがあるかもしれませんね。
寒い時期に温かい飲み物を飲んで体の中から温まる事ができます。
沸騰はさせてない飲み物なので、アルコール分がまだあるのでもちろん大人だけの飲み物です。

食べ物で言えばミンスパイ(ドライフルーツたっぷり入ったクッキー生地のお菓子)、クリスマスプディング(こちらもドライフルーツたっぷり入って蒸して調理されて、仕上げにアルコールをかけて火を灯して食卓に持って来て食べられるクリスマスデザート)などもあります

プレゼントは1個じゃない!

日本でのクリスマスプレゼントといえば、サンタさんが枕元に1つ置いていってくれると思われていますよね?
でも、イギリスではサンタさんはクリスマスツリーの下にプレゼントを置いて行くんです!!

また、各家庭で違うと思いますが、大抵の家庭ではストッキング(くつ下)にも小さなプレゼントが沢山入っていたりします。
別に豪華なプレゼントではなくて、本当に細々したものだったりします
くつ下やら下着、えんぴつなどの筆記用具やチョコレートや飴などなど。
これらのプレゼントの事をストッキングフィラー(くつ下を一杯にする物)と呼ばれていて、お店でもストッキングフィラー用のプレゼントなどが売られていたりします。

そして、プレゼントは子供達だけのものではありません。
大人もプレゼントを交換したりします!
夫婦で交換したり、親子で交換したり、親戚と交換したりします。
なので25日の当日にツリーの下はプレゼントで沢山になります。

クリスマスツリーに飾るのは星派?エンジェル派?

私がイギリスに留学に来てて初めてホームステイ先のところでクリスマスを過ごした時に文化の違いだなーと思ったのが、ツリーのてっぺんに飾るのが星ではなかった事。
エンジェルが飾られるんです!!!

でも、それはそこの家庭でのやり方で星を飾ってるところもあったりします。
ちなみに我が家では結婚した当初は気に入ったエンジェルが見つからなかったので最初は星を飾っていましたが、数年前に気に入ったのがあったので、それからはエンジェルを飾っています。

ツリーには本物の木を使うところも!

そして、ツリーは本物の木をを飾る人もいます。
本物の木は早くから飾り付けをしてしまうと部屋の暖かさで葉っぱが落ちてしまったりします。
なので木の切り口に受け皿をしてお水をあげ続けます。
そうする事で乾燥を防ぐようです。

本物の木は12月の半ばくらいに飾りつけをしたりします。
あまり早すぎると葉っぱが枯れてしまう事もあるので。
本物の木だと部屋に木の香りが漂ってそれはそれでとても雰囲気があるクリスマスになります。
我が家も最初の数年は本物の木を飾っていましたが、年々木の値段も上がってるし持ち運びの時に葉っぱが落ちてしまって大変だったりするので、フェイクツリーを買いました

すぐにしまわないクリスマスツリー

日本はお正月の飾りつけの支度があるので、大忙しでクリスマスツリーを片付けますよね?
イギリスでは新年の飾りというものはなく、クリスマスの飾りがそのまま新年まで持ち越しになります
Twelfth Day of Christmasとも言われていて、クリスマスの日から12日後の1月5日にクリスマスツリーを片付けるようです。
それでも、新年を越して5日までクリスマスツリーがお家で飾られてるのは日本ではまず見ないですよね?

日本とイギリスのクリスマスの違いなんかを留学やイギリス人と接する機会があれば話題で持ち出して見たら話が盛り上がると思いますよ!

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メディのイギリス暮らし



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