イギリスの年間トレンドは年末のTV番組で!「What Britain bought in 2017」

What Britain bought in 2017

 

すでに年明けから日数がたってしまいましたが、明けましておめでとうございます。

今年もロザリーの方で記事執筆をさせていただく、メディです。
それでは今年初めてのロザリー記事は、年末にイギリスで放送されたテレビ番組です。

私は日本で年末年始を過ごしたので、チャンネル4の4OD(オンディマンド)でこちらに帰ってきてからあらためて観ました。

イギリスの年間人気商品が発表される番組

 

2017年にイギリス国民は何を購入したのか?(イギリスで何が売れたのか)を紹介する番組です。
この番組は、Mary Portasという女性が番組を進行します。
彼女がまた独特な容姿で、アラ還だけれど、奇抜なヘアカラーにボブスタイルという容姿なのです。

とてもインパクトがある女性ですが、彼女はイギリスでリーテール(お店)の神とも呼ばれる存在で、以前のキャメロン首相にもイギリスの消費者の買い物トレンドなどをアドバイスまでしていたと言う人物。
彼女のキャリアはロンドンの老舗、ハロッズのウィンドーディスプレーの担当から始まり、ハーヴェイ・ニコルスというデパートをモダンなファッションブランドに変えたそうです。
それほどの腕前の彼女が届ける、こちらの番組。
年末に放送されてて、イギリスでは今年はこれが大流行りしたというのを知る事ができます。

まず上半期から順番にイギリスで流行ったのを紹介します。

ファッション関連

 

・大きな下着

 

ブリジット・ジョーンズの日記にも出てくるような大きなパンツが女性の間には大流行り。

・故ダイアナ妃インスパイアードレス

 

2017年でダイアナ妃が亡くなって20年。
過去のダイアナ妃の写真や映像などがメディアに出て黒いドレスや水玉ドレスなどが売れたそうです。
しかも、80年代には閉鎖されて、中国にて大量生産となった縫製工場も近年にはイギリスにて再び注目が集まっています。
オンラインファッションブランドASOSなどは常にトレンドの服を常備していますが、イギリスにて生産される事によって常に変わるファッショントレンドに対応ができるとのことです。

・ビーガン対応の化粧品関連

 

ビーガン対応化粧品

多くの人が動物実験などに反対しているイギリス。
コスメなどの裏にはビーガン(完全菜食主義者)対応の表示があります。
うさぎのマークだったりしますが、クルーエルフリーとして動物実験していない基礎化粧品、化粧品がイギリスでは流行っています。

政治関連の影響で売れた物

 

・ピンクの毛糸

 

アメリカでドナルドトランプ大統領へのプロテスタントとして、女性が毛糸の帽子をかぶった事がイギリスでも流行しました。

・スローガンTシャツ

 

労働党のトップのジェレミー・コルビンのコルビンTシャツがアーティスト達も着ていたりしたようです。

・トランプ大統領グッズ

 

イギリスに訪問する事がキャンセルとなり多くのトランプ大統領グッズが残ってしまったのですが、パウンドショップ(イギリス版100円ショップ)でハロウィングッズとして売ったら売れたとのことです。

・チャリティーソング

 

2017年はイギリスでは様々な災害やテロがありました。以前の記事にも書いたようにイギリスではチャリティー活動が盛んです。
ロンドンのグレンフェルタワー火災、マンチェスターやロンドンでのテロなど。
チャリティーではアーティストが集結して歌をリリース。
リリースされてすぐに1日で12万もの有料ダウンロードとストリーミングがあったそうです。

食料品や飲料

 

・プロセッコのアクセサリー

 

プロセッコはイギリスでもっともよく売れているスパークリングワインで、2016年から大流行りしています。
今年はさらにインスタ映えするようにピンクの粉などプロセッコに混ぜて飲んだりするものが登場。

・ジン

 

ジン

ジンの人気はこのところ急上昇中。
ジンのテースティングなどがバーなどであったりもするようです。
スーパーではジンが売られている棚にはより高価で珍しいジンが売られるようになっています。
我が家では流行に関係なく日頃からジントニックは好きでジントニックをよく飲んだりしています。

・ベジタリアン・ビーガン商品

 

ファッションの化粧品同様、よりお肉をカットして植物性のタンパク質を摂るようなダイエットが巷で流行ってるようです。
スーパーマーケットでは簡単にベジタリアンやビーガン対応の食品が手に入るようになっています。

キッズ関連

 

・子供服

 

男女共通(ジェンダーレス)な洋服

・フィジェット・スピナー(ハンドスピナー)とルービックキューブ

 

ストレス解消目的としてアメリカで登場。イギリスにも子供達に瞬く間に人気に。でも、瞬く間にそのブームは去って行きました。でもルービックキューブは数年前からじわじわとブームがあり、長く広くブームになってる商品です

・ユニコーングッズ

 

いたるところでユニコーングッズが売られています

ユニコーングッズ

・LOLボール

 

気軽に買えるという小さいボールですが、あまりに売れすぎて、品切れで買えないという事がクリスマス前におきていたそうです

テクノロジー関連

 

・ホーム・ディバイス

 

アマゾンエコーやグーグルホームがお家家電に参入。

 

アマゾンエコー

 

買い物トレンド

 

以前は1週間に1回の買い物をするということがイギリスでは多く、スーパーでは一度にたくさんの買い物が出来るように、大きな大きなショッピングカートが置かれていました。

でも、近年はより気軽に立ち寄るコンビニタイプのスーパーが人気。
主なイギリスのスーパーマーケットは小さなコンビニサイズの店舗を増やしているし、スーパーでも大きなショッピングカートも今もありますが、小さめのショッピングカートも増えてきています。

ほとんどの人がオンラインショッピングを利用してきています。
なので、お店での売り上げは減少しています。
大手のジョンルイスやデベナムスなどのデパートでさえ、閉店する店舗もでてきているそうです。
その中でも売り上げていかなければいけないとお店の方も思考錯誤しています。
お店でのお買い物をこれまでの家族向けから、より個人をターゲットにしつつ、社交場としてのお店に変えていってるとのことです。

雑誌はペーパーレスから売り上げが減少。
タブレット端末などで気軽に雑誌などが読めるようになってきています。
その中でも売り上げを上げているというのが、アティチュードという雑誌。
より多くの人をターゲットにしていて、ジェンダー(性別)とは関係なくゲイの人々もオープンにして掲載しているそうです。
でも、ゲイの雑誌ではなくて王室のウィリアム王子なども表紙にしているというのでよりターゲットが広い雑誌とのことです。

いかがでしたか?
少し長い記事になってしまいましたが、イギリスで売れた商品が日本でも売れるでしょうか?
それとももう売れ始めているでしょうか?
実は我が家ではほとんどの商品を購入しています!(政治関連を除いて)

関連記事

  1. みんな大好き イギリスキッズのフェイスペインティング事情

  2. これからイギリスはホリデーシーズン

  3. ロンドンで最古の教会

  4. valentine

    バレンタインデー前日は大混雑!

  5. おいしい英国レシピ No.41 Dundee cake

  6. 日本のおばさんが、クリント・イーストウッド似のイギリス人と結婚できた理由 23話 vs BBC後編

  7. おいしい英国レシピ No.47 Lemon syllabub(レモンシラバブ)

  8. uk-hairdonation

    娘が冬に髪の毛を切った理由には、大人への成長が見え隠れした

  9. ケンジントン宮殿:パレスでコスプレ編

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP