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次期イングランド王が「プリンス・オブ・ウェールズ」である理由

現在のイギリスは、正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」であり、かつて別の国であったイングランド、スコットランド、ウェールズおよび北アイルランドが連合してできた国です。

しかし、イギリス王室の次期王位継承者は、慣例として「プリンス・オブ・ウェールズ(女性の場合はプリンセス)」という称号が与えられ、現在では、王位継承1位のチャールズ皇太子がこの称号を持っていますが、なぜイギリス王室のことなのに、「プリンス・オブ・イングランド」ではなくウェールズなのか、ご存知ですか?

今回は、イギリス統一の歴史と深いつながりのある称号「プリンス・オブ・ウェールズ」の謎に迫ります!

もとの語源は「ウェールズの第一人者」

13世紀後半、ウェールズ人ルウェリン・アプ・グリフィズは、自らを「プリンス・オブ・ウェールズ」と名乗り、ウェールズ全土を支配していました。
ちなみにプリンスとは、ラテン語で第一人者の意味である「プリンケプス」から来ていますので、公・大公という言葉があてられています。

当時イングランド王エドワード1世と対立していたウェールズ公ルウェリンは戦いの末敗れ、ルウェリン一族は滅亡し、ウェールズはイングランド支配下におかれることとなります。

統治政策だった「プリンス・オブ・ウェールズ」

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しかし、古来より独立心が強く、たびたびの外敵による侵攻をはねつけてきたウェールズ人の反抗を憂慮したエドワード1世は、身重であった王妃エリナーをウェールズに呼び寄せ、そこでエドワード2世を生ませることで、ウェールズ生まれの後継者として「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を与え、ウェールズ人に受け入れさせたのです。
その後、エドワード2世の子であるエドワード2世がであるエドワード黒太子に「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を与え、イングランド王になる前に亡くなると、エドワード黒太子がその息子であるリチャード2世にこの称号をゆずりました。
これが、次期イングランド王に「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を与える慣例となり、現在まで続いているのです。

ちなみにウェールズは、もっとも早くイングランドと統合したため、古くからイングランド王国の一部とされてきた。イギリス国旗にイングランド、スコットランド、北アイルランドの国旗が描かれていて、ウェールズのみが含まれていないのは、そのような理由によります。

おまけ:紅茶にもある「プリンス・オブ・ウェールズ」

プリンス・オブ・ウェールズの名前は、他に戦艦や紅茶にも名づけられているが、紅茶は1921年に、のちのジョージ8世が皇太子時代に紅茶メーカーであるトワイニング社に、パーソナル ブレンドとして作らせたとされています。
他の紅茶より少し価格が高いので、おみやげにはよろこばれるかも!?

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