バイリンガル家族の「今」を切り取る実体験エッセイ ~産前から2歳まで~

※画像はイメージです。

再びお会いできて嬉しいです。
初めての方、はじめまして。
イギリスでバイリンガル育児中のミドリです。

【ミドリ家の家族構成】

育児において、「親と子の会話が、子供の発育を促す」という説は、納得できます。
ですが、暴れん坊な我が子との会話は、日英両ヶ国語とも

「やめて!」「危ない!」「もう嫌〜!」
などの3つの言葉のみで繰り広げられることに気づきました。
バイリンガルで会話していても発育を促せている気がしません。

今回は、そのような我が家でも続けてこられたバイリンガル環境作り
「なんとか2ヶ国語でお友達が作れて、
中学生くらいになった時には日本語で漫画を読めるといいな〜計画」

0ー2歳児編

をお届けいたします。

子供がお腹にいた時


胎児に喋りかける等、一切無し!!
子供の誕生は楽しみにしていましたが、自分のお腹に向かって話しかけるのが、なんとなく恥ずかしすぎました。

お金持ちそうな人が集まるマタニティークラスに行ってみる。

「生まれる前から知り合っておけば、我が子が将来お金持ちで優秀なお子様方と学友になれるかも」
と下心丸出しで、少し無理をしました。

 

が、世界が違いすぎ、親しいママ友ができないまま終了。

マタニティークラスでは、ラマーズ法やオムツ替えの仕方など教わったけれど、そんなもんは別にこのクラスでなくても良かったですし。。。

ただ、講師の

という言葉は胸に刺さりました。
今でも付き合いが続いているママ友ができなかったので、本当に半分のカップルが離婚しているかが分からず、残念です。

まとめ

・マタニティークラスで習うことはあまり役に立たなく感じた
・ママ友も作りにくく感じた
・だが、妙なプレッシャーは感じた

0歳-1歳

【日本語環境】

長女出産後直後に、近所に同じ月齢のお子さんをお持ちの日本人ご家族を発見し、駅でナンパ。
そこから芋づる式に、近隣の日本人と知り合うことができ、定期的に集まりに参加させてもらう。
子供のためというよりは、私が日本語で話しまくることのできる、貴重な場。
第2子の誕生後も引き続き、お付き合いさせてもらう。

まとめ

・自分と同じような境遇の日本人家族を見つけて、知り合った。
・場所は、保育施設や学校ではなく、普通の駅。思い切って自分から話しかけた。
・一人の日本人の友達から、他の多くの在英日本人と接触する機会となった

【英語環境】

近所の教会や図書館で提供されている「子育てグループ」、「プレイグループ」や「音楽クラス」に参加。
「ベビーサイン」というものにも通ってみたけれど、7ヶ月当時の娘が脱走を繰り返した為、途中退会。

※プレイグループ
子供を遊ばせられる保育のための集まり。
未就学児が対象で、教会やコミュニティセンターのような公共施設で開かれることが多い。

まとめ

・教会や図書館で、保育のための様々な集まりがあり、利用した

1−2歳

【日本語環境】

相変わらず、子供と何を話したら良いか見当がつかなかった為、歌や俳句で誤魔化す。

例)
散歩中にアリ、鳩を見つける→「お使いアリさん」、「はとぽっぽ」
夕焼けの中を歩くときには「夕焼け小焼け」や「赤とんぼ」
公園の池の前では、もちろん「古池や、、、」

など、公共の場の迷惑も顧みず、熱唱。

大きなお子さんのいる友人が譲ってくれた「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ」等、日本の名子供番組のDVDを多用。

まとめ

・まだ会話にはならない1-2歳児に一方的に話しかけるのは間が持たないので、歌や俳句を聴かせた。
・日本の子供向け番組で、文化や言葉を楽しむ。

【英語環境】

引き続き、「プレイグループ」活用。
ただ、こちらは大抵午前中の2時間ほどで終わる上、毎日ではない。
しかも市からの補助金が年々減ってきていて、活動回数が減らされているのを目の当たりにし、常時オープンの日本の児童館を羨ましく思う。
「音楽クラス」「ダンスクラス」など、幼児向けのクラスに通う。

まとめ

・0-1歳の時と同じく保育のための集会を継続利用。
・できれば毎日利用したかったが、集会の活動回数そのものが減少していた。

【就寝前に日英両方教育】

1歳前後からは

日本語の本:3冊以上(私担当)
英語の本:3冊以上(夫担当)

を読んで就寝準備。

「10歳までの読書量で、学力が決まる!!」
などの脅し文句に操られ、読み聞かせの時間を取っておりますが、
実際はただ単に寝付きが悪い我が子たち。

夫は、子供達をできるだけ早く眠りに着かせようと、お経のような読み方で音読しているものの、あまり効果がなく、
「今夜はどれだけ読めば解放されるのか。。。」
と、未だに毎晩恐怖です。

また、ソコソコの読書量だとは思いますが、
現在のところ、子供達の学力が優れているといったデータは出ておりません。

まとめ

・本好きな人間に育って欲しいので、ほぼ毎日読み聞かせ。
・夫婦で日英両方の本を就寝前に各3冊以上というルーティン

以上です。

書き出してみると、必死だった割には、やってる事の少なさに動揺を隠せない自分がいます。
ただこの時期は、幼子が少し言葉を発するだけでも親は感動できるので、子育ての黄金期と言えるのでしょうか。。。

読んでいただき、どうもありがとうございました!
次回は、子供達が小さかった頃、お気に入りだったり役に立ったDVDや本を具体的にご紹介させていただきます。

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