おいしくないことには定評のある(!?)イギリス料理。
しかし、日本でイギリス料理店を見ることは余りありません。
英国風ティールームやパブなら多いんですけどね。
それが逆に「イギリス料理のマズさ」を表しているとも見られますが・・・。
では実際に、イギリス人はどんな料理を食べているのでしょうか!?
代表的なメニューをまとめてみました。
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伝統的なイギリス料理とは
まず、有名なのが「フィッシュアンドチップス」。白身魚(タラが多い)とフレンチフライです。
どこの町にも必ずお店がありますし、パブでも定番メニュー。
モルトビネガーと塩をたっぷりかけて食べましょう。
同じくポテトを使った定番と言えば、「ジャケットポテト」。
皮(ジャケット)つきのポテトをじっくりオーブンで焼いた料理です。
フィリングは、ベイクドビーンズやチリコンカーン、ツナなどが一般的。
そして「ローストビーフ」。
これは、「サンデーロースト」と言って、日曜日に食べるのが一般的です。
その昔、一週間の働きをねぎらって牛のローストをご馳走したことに由来するのだとか。
多くのパブでも、この「サンデーロースト」のメニューを出しています。
ただ、ビーフだけではなく、ポークやチキン、ラムなどを焼くことも。
ビーフにはヨークシャー・プティングとホースラディッシュが欠かせません。
唯一評判のいい?イングリッシュブレックファスト
さて、食に関して余り評判のよくないイギリスですが、一方で「朝食はおいしい!」という意見も。
トーストだけの簡素なコンチネンタルと違い、フルイングリッシュブレックファストは、かなりのボリュームがあります。
カリカリのトーストに卵、ベーコンとソーセージ、マッシュルームに焼きトマト、そして忘れちゃいけないベークドビーンズ。
「おいしい! もう朝食だけ食べてればいいのに!」と思った人がいたのかどうか知りませんが、実際にイギリスの多くのパブやレストランでは、一日中ブレックファストを出すところが多かったりします。
あれ? 朝食の定義って何でしたっけ・・・?
でも確かに、味が大きくハズれることは無いので、よく知らないお店ではオールディのブレックファストを頼むのが、一番安心だったりもするんですよね・・・。
一番人気はカレー?
ではイギリス人は、このような「伝統的イギリス料理」を毎日食べているのでしょうか?
「いや、毎日食べてるのはカレーかなぁ」
そう、植民地インドから入ってきたカレーも、今や立派な(?)イギリス文化の一部。
街にはインド料理や中華、イタリアンのお店が溢(あふ)れています。
やはり味の面では、伝統的なイギリス料理は分が悪そうですね。