おいしい英国レシピ No.28 Caraway Seed Cake

今回は、キャラウェイシードケーキです。

キャラウェイは、ヒメウイキョウのことで、セリ科の二年草(※)で人参に似た葉がつき、二年目の終わりには白い小さな花が咲き、焦げ茶色の3㎜程度の長細い果実がつきます。
これがNo.26で紹介したTonbridge biscuitsでも使った“キャラウェイシード”で、甘みとセロリを思わせるようなスッキリとした香りとプチッとした食感があります。
※二年草~一通り四季を経た上、翌年開花するもの

このキャラウェイシードは、キャベツとの相性がよく、ドイツのキャベツの漬け物であるサワークラウトに使われたり、イタリアのリキュールであるカンパリの風味付けにも使われているようです。

イギリスでもキャラウェイシードは料理に使われています。
キャラウェイシードビスケットは春小麦の種まきの終わりを告げるお菓子とも言われ、後に、キャラウェイシードがケーキにも使われるようになったそうです。
キャラウェイシードケーキはイギリスにおいて伝統的なケーキとして古くから愛されているようで、最も古いレシピでは、1591年のものがあったり、主婦の代名詞でもある、イザベル・ビートンの本「Household Management」(1861年)にも掲載されているようです。

このケーキは他のケーキに比べてグラニュー糖の量が比較的少なく、またキャラウェイシードを1tspしか入れていませんが、ほのかな甘みと香りが生地全体にひろがります。
入れすぎると風味が代わり、悪く言えばかび臭くなるのでご注意ください。

とても素朴なケーキになり、紅茶との相性は抜群です。
混ぜて焼くだけの簡単ケーキなので、是非お試し下さい。

(材料) 22㎝×9.5㎝ 高さ7㎝のパウンド型使用
120g 食塩不使用バター ※常温に戻しやわらかくしておく
120g グラニュー糖
3個  卵 ※常温に戻しておく
1tsp キャラウェイシード
170g 薄力粉 ※予め、分量のベーキングパウダーと合わせてよく混ぜておく
5g  ベーキングパウダー
50g アーモンドパウダー
2Tbsp 牛乳

1.オーブンを160度に予熱し、型にベーキングシートをしく
2.ボールに常温に戻したバターとグラニュー糖を入れて、ハンドミキサーで白っぽく、 もったりするまで混ぜる
写真1.1
3.常温にもどした卵を一つずつ入れて、その都度ハンドミキサーで混ぜる
※卵が冷たすぎると、混ぜた際分離するので気を付ける。分離した場合は、分量の薄力粉の中の、1tspを加えて混ぜると、分離は戻る
写真2.1
4.1tspのキャラウェイシードを入れて、ゴムベラでよくかき混ぜる
写真3.1
5.あらかじめ混ぜておいた薄力粉とベーキングパウダーをこしきで、高い位置からふるい、ゴムベラでよく混ぜる
※高い位置からふるうと、小麦粉に多くの空気がふくまれるため、焼き上がりがふんわりする
写真4.1
写真5.1
6.アーモンドパウダーをこしきでふるい入れ、ゴムベラでよく混ぜる
写真6.1
7.最後に2Tbspの牛乳を入れて、ゴムベラでよく混ぜる
写真7.1
8.型に流し、あらかじめ予熱した160度のオーブンで約50分焼き、ラックの上でよく冷ます
※竹串をさして何もついてこなければ焼き上がり
写真8.1
写真9.1

【Kanako公式HP】

Food culture and society

※現在新HPへ移行中のため、上記リンクは繋がりません。
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