少し前に、私がイギリスで体験したキャッシュカードに関するトラブルについてお話します。
あれは朝の五時半くらいにヒースロー空港に着いた時のこと。
24時間稼働しているATMでお金をおろそうとしていたのだが、かつてATMの操作で勝手が分からず大変な思いをしたこともあり、今回は無人のところは避けて、わざわざ係員が横に座っている機械を選んだ。
そしてキャッシュカードを機械に入れて操作しようとしたところ、なんとキャッシュカードがザザザッ!と機械に吸い込まれ、そのままウンともスンともいわなくなった。
キャンセルを押そうが、番号ボタンを押そうが完全に無視。
私はさっそく、今まで学んできたことを実践した。
「カードが出てこないんだけど」
おばさん(以下お)「私にできることはなにもないわ」
「あなたのところの機械ですよ。それがカードを飲みこんだんですよ」
おばさん、手を広げて頭を振り、沈黙。
「私はどうすればいいの!?このまま入れておいたら危険でしょう!?」
お「銀行の窓口に行って、事情を話すのが一番いいと思うわ」
ちなみに銀行の営業は9時から(その時は6時くらい)。
じゃあ、おばさんは一体何をするためにそこにいるのか!?
…わからない。
現金の両替もやるので、そのためかも。
首しめようと思った(もちろんしなかったが)。
結局数時間待って銀行に行ったものの、けんもほろろ。
あなたのところの口座がマイナスなので、カードが機械に吸い込まれた。
セキュリティのことを考えたらその方がいいんだ、と。
係員のお兄さんに説教された。
お兄さん「あなたみたいに旅行をよくする人には、その方がいいんだよ」
ちなみに今回の口座はオンライン専用口座だったので、ネットバンキング経由でないとお金を補充できず、窓口ではどうにもならないとのこと。
※しかし、後日確認してみたら、マイナス分のお金が補充されていた。
同じ銀行にある私の定期預金からマイナス分が引き出されていたのだ。
やればできんじゃん!!!(怒)
結局、別の銀行のカードを使って事なきをえたものの、朝から大変な経験をしたのであった。
結論は、外国では誰かを頼るのではなく、自分の身は自分で守りましょう!
ということ。
ちなみにマイナス口座の制度はフランスにもあるようですので、お気をつけください。
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