第4回目のビスケットはジンジャービスケット(ジンジャーナッツ)です。
ジンジャービスケットは別名ジンジャーナッツとも呼ばれています。
“ナッツ”という言葉がついているので、このビスケットにはジンジャーの他にナッツも入っているの?と思われるかもしれませんが、残念ながらナッツは入っていません。
ナッツと言う言葉が付けられている理由は定かではありませんが、ナッツの殻のようにビスケットの食感が固いからとも言われています。
その固さ故、このジンジャービスケットは紅茶ととても愛称がよく、イギリスを始めオーストラリアやニュージーランドでは、固いジンジャービスケットで歯を痛めないように、紅茶にビスケットを浸してから食べるそうですよ。
紅茶に浸す・・・No.23のイングリッシュマドレーヌで紹介したプルーストの話を思い出しますね。
そして、このビスケットは旅行のお供に欠かせないとか。
どうやら、ビスケットの材料が消化を促すとも言われ、イギリスなどでジンジャービスケットが長い間愛されている理由の一つです。
この長い間愛されているジンジャービスケットはいつ頃から食べられていたかというと、産業革命が盛んな1840年代にはイギリスで食べられていたようで、1933年~第二次世界大戦が終わる頃まで、Hntley&Palmersというイギリスのビスケットメーカー(現在はニュージーランドのGriffin’s FoodsがHuntley&Palmersのライセンスの下、製造)が製造・販売した中で、最も売れ行きが良かったビスケットと言われています。
現在でもMacvitie’sのGingerNutsなどは有名で、日本でも入手可能ですが、意外と簡単に作れるビスケットなので、是非お試し下さい。
お召し上がりの際には、くれぐれも紅茶に浸して下さいね!!!
(材料)
110g 薄力粉
1tsp ベーキングソーダ
1tsp ジンジャーパウダー
40g グラニュー糖
50g 食塩不使用バター(1㎝角に切る)
50g ゴールデンシロップ ※ハチミツで代用可
1.オーブンを190度に予熱し、オーブン板にベーキングシートを敷いておく
2.薄力粉、ベーキングパウダー、ジンジャーパウダーをこし器でボールにふるう
3.グラニュー糖を入れて泡立て器で軽くかき混ぜる
4.1㎝の角切りにしたバターを入れて、指でつぶすようにして薄力粉を混ぜ入れ、パン粉のようにボロボロ状にする
5.ゴールデンシロップを入れて、ゴムベラでよくかき混ぜる
6.オーブン板にしいたベーキングシートの上に、生地をスプーンを使いのせていく
※焼いていると生地が広がるので、間隔をあけて生地をのせていく
7.190度に予熱したオーブンで、約12分焼く
8.焼き上がったらオーブンから出し1分ほどそのままにし、その後、ラックにのせて完全に冷ます
9.完成
【Kanako公式HP】
※現在新HPへ移行中のため、上記リンクは繋がりません。
筆者kanako様のプロフィールとお問い合わせは下記リンクのページをご利用ください。
この記事へのコメントはありません。