おいしい英国レシピ No.44 Teisen Lap

今回紹介するケーキは、テイセンラップと呼ばれるウェールズのケーキになります。
このテイセンラップ、ウェールズの地名かと思われるかもしれませんが、ウェールズ”語”になり、cake on plateつまり、皿の上のケーキという意味で、皿の上で焼かれたケーキになります

ウェールズ語?と思われるかもしれませんね。
ウェールズでは現在、英語と共にウェールズ語が公用語になっています。
ウェールズ語はケルト人により伝えられ、話すことが禁止された時代もあり消滅の危機にありました。

しかし、20世紀になるとウェールズ語の保存活動が活発になり、現在では小・中学校で教えられていたり、ウェールズ語のTV番組(BBC Wales)があるなど、5人に一人がウェールズ語を話せるほど復活しているそうです。

ウェールズでは言語ばかりでなく、食の復活・発展を促す活動も盛んです
2014年6月には「Towards Sustainable Growth : An Action Plan for Food and Drink Industry」が立ち上げられました。

この活動は、2020年までに食品・飲料分野の販売を30%、70億ポンド増加させようということを目的にしています。
ウェールズは温暖な気候と土壌に恵まれ、農業は経済の推進力になっています。
生産された物は地元のみならず、ドバイ、ドイツ、フランスそして日本へと輸出し、生産・販売を拡大し、その食料供給に関わる雇用も生み出そうと言うことです
要するに、地元産業の復活を食から発展させようということですね。

EU離脱が決まったイギリスでは、今後このように、地域を挙げての農業活動が盛んになってくるかもしれません。
盛んになることにより自給率も増加し、それと同時に雇用が増え、地元の人にとっては願ったり叶ったりですね。

さて、ウェールズのケーキは、以前バラブリスウェルシュケーキをすでに紹介しましたが、いずれもドライフルーツが入り、とても作りやすく素朴なケーキばかりです。
今回のテイセンラップケーキも華やかさはないものの、どこか懐かしい風味です。
ナツメグを生地に混ぜて焼いているので、とても香ばしいお菓子になります。紅茶と共に午後のおやつにお召し上がり下さい。

(材料)20㎝マンケ型
110g 食塩不使用バター
225g 薄力粉
110g グラニュー糖
110g ミックスドライフルーツ(サルタナレーズン、オレンジピールなど)
小さじ2 ベーキングパウダー
小さじ1/2 ナツメグパウダー
2個 卵
150ml 牛乳

1.オーブンを180度に予熱し、型にバターを塗り、底面にペーパーを敷いたら側面にグラニュー糖をまぶす

2.大きいボールに薄力粉とバターを入れ、バターを指先で潰しながら薄力粉と混ぜ合わせ、パン粉状にする

3.グラニュー糖、ドライフルーツ、ベーキングパウダー、ナツメグを入れて、泡立て器で全体に行きわたるように混ぜる

4.卵を割り入れ、泡立て器で注意深く軽く混ぜ合わせたら、徐々に牛乳を加えてよく混ぜる


5.型に生地を流したら、予熱したオーブンで約35分焼く
※竹串をさして何もついてこなければ焼き上がり

【Kanako公式HP】

Food culture and society

※現在新HPへ移行中のため、上記リンクは繋がりません。
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