今回はお米を使ったデザートです。
お米が甘くなる?なんてなかなか想像できないですよね。
だって日本人にとってお米は主食で、おかずと一緒に食べるものですから。
これはもしかすると、豆類を甘くして食べない南米の人たちにとって、日本人が小豆にお砂糖を入れてあんことして食べるのと同じくらい不思議なことかもしれません。
このライスプディング、実はイギリスのみならず世界中で食べられているのです。
もちろんお米の収穫できる地域、中国、東南アジアのみならず、カナダやアメリカ、北欧などで食べられています。
例えばタイでは、バナナライスプディング、フィリピンではチョコレートライスプディングなど、お米に色々なフレーバーが加えられ、デザートとして食べられています。
ではイギリスのライスプディングはというと、いたってシンプルです。
材料はお米(プディングライスというものがあり、丸くて短いお米になります。味は日本のように甘味や味はありません)、牛乳、バター、砂糖、そしてシナモン。
これを鍋に入れて弱火にかけてふつふつと煮て、冷ましたり、常温で食べたり、アツアツの状態で食べたりします。
このライスプディングは、イギリスでは400年以上も前から食べられている伝統的なデザートになります。
初期のライスプディングは“whitepot”と呼ばれ、2通りの作り方があったそうです。
一つ目は現在の作り方と同じで、鍋を火にかけふつふつと煮る方法、もう一方はオーブンで焼く方法。
オーブンで焼く場合は時間がかかるようですが、上部がきつね色になり香ばしいかもしれませんね。
日本人にとってはちょっと不思議なお米のデザート。
一度はトライしてみるのもいいかもしれませんよ。
(材料4人分)
55g お米
25g 砂糖
10g バター
600ml 牛乳
小さじ1/2 シナモンパウダー
1.鍋に材料をすべて入れる
2.強火にかけて沸騰したら、約30分弱火にして時々かき混ぜながら煮る。水分が徐々になくなってくると、お米が鍋底にこびりつくので特に気を付けて混ぜる。
3.リゾットのようになるまで煮たら、火から外す。
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