イギリスの日本庭園計画
私が住んでいる町、ハロゲートに日本庭園ができました。
町中にある大きな公園、ヴァリ・ガーデンの中にあります。
イギリスでも日本と同じように、枯山水のような庭や池などに鯉や橋、石灯篭などで出来た庭園が広がっています。
私は日本の物をイギリスで販売している会社でお仕事をしています。
この日本庭園の計画段階から、会社がプロモーションとして関わっていて、プロモーションのバックアップとして我が社に依頼で、そのプロモーションに使う商品を貸し出ししていたのです。
そして、今回の日本庭園完成を記念して、ハロゲートにあるイギリス王立園芸協会(RHS)のハーロウ・カーが日本庭園の展示会を公開しています。
公開している場所は、ハーロウ・カー庭園内の施設にて、1月8日から2月25日までになります。
【イギリスの王立園芸協会(rhs)についてはこちらの記事へ:https://rosalie.jp/2017/07/15/】
それに伴って、我が社ではポップアップショップを設置して、日本の物を販売しています。
私もそこで店番としてお仕事する日が数日あります。
イギリスの中で日本を再発見できる
イギリスで日本庭園って聞くと、正直どうせ日本っぽいのを真似してやっているんでしょう?という気持ちがありました。
ですが、実際にその展示を見てみると、日本人の私でも関心してしまうくらい日本庭園の歴史を紹介したり、作業などを紹介したり、人物紹介など興味深い内容が盛りだくさんでした。
そして、地域を盛上げるのに地元の高校生などのアート作品なども展示されています。
ハーロウ・カーの庭作りの計画、デザイン、工事の様子などの展示もあります。
ハーロウ・カーに訪れる人はほとんどが会員の皆さん。
イギリス各方面から訪れています。庭にもともと興味がある方がいらっしゃるので、日本庭園というイギリス庭園とはまた違った様式に興味深い様子で展示会を見ていらっしゃいます。
また、こういう庭作りは実はここが初めてというわけではなくて、イギリス全土でみても各所に日本庭園があったりするようです。
こちらの地図からにしてイギリス全土に27箇所もの日本庭園があるのですね!
日本と関わっている様々なイギリス人が訪問
イギリスの1月、2月は天候が定かではなくて、しかも寒かったり(雪も降ったり!)するのでこういう展示会にくる人っているのかな?と思ったのですが、RHSのメンバーの方は天候に限らず訪れます。
展示会はRHSのガーデン内にあるので、訪問客はガーデンを見ながら散歩をしてこちらの展示会に寄るというコースです。
いつも雨のイギリスの天気を気にしていたら、どこにも出られなくなってしまいますしね。
皆さん防寒、ウォーキング対策でしっかりした装備で現れます。
特にお年寄りの方でもしっかりした足取りでやってくるのにびっくりしました。
日本庭園に興味を持って訪れた人々が、そのまま私が仕事をしているポップアップショップへ顔をだしてくださり、日本の話などで盛り上がったりします。
よくお話を聞くのは、ご自身もしくはご家族の方が日本へ行った事があるという事。
中には東京に8年住んでいたという女性がいたり、これから親族の方が日本人と結婚するなど話をしてくれたりします。
皆さん、日本の印象がとても良いのでお話をしていて嬉しい限りです。
週末に限り、カリグラフィー(書道)、墨絵、盆栽などやっている方がデモンストレーションをしたりします。
先週末は墨絵の方がしていました。
もともとアーティストな先生なのでしょうが、素晴らしい墨絵をデモンストレーションしていて、私も習ってみたいとも思ったくらいです。
イギリスで日本文化に興味を持ってくださる方が多いので、もし日本的な趣味があればイギリス人とお話するのに盛り上がる事間違いなしです!
2月下旬までやっているこちらのイベント。
ヨークシャー方面にお越しの方は是非足を伸ばして来てみてくださいね。
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