イギリスのレストラン・お作法集〜これをやったらアナタは立派なおのぼり旅行者?〜

イギリスのレストランのグルメ度が最近ハンパなく上がっている。
「イギリスは料理がまずくてね〜」などと言っている人がいたら、まずここ10年以上はイギリスに行っていないことを自ら暴露しているようなものである

さて、実際にイギリスで、そこそこのレストランに行くとなると、やはり緊張するのがお作法である。
観光客丸出しで馬鹿にされたくはない。
押さえておくべきポイントを挙げてみた。

ボーイやウェイトレスをこっちから呼んでしまう

アジア人がやりがちなミスだ。
格式のあるレストランではテーブル担当を店が決めて接待するので、客は着席したらそのまま楽しく歓談し、担当者が来るのを待つのが礼儀。
居酒屋じゃあるまいし、腕を大きく振り上げて店員を呼ぶ、などといった行儀の悪いことは絶対NGだ

「スターター(前菜)」「メインディッシュ(主菜)」「デザート」をバラバラにオーダーする

イギリスではこの3種で1コース、がスタンダード。
選び方はワインに合わせることが基準。
例えば赤ワインは肉料理に合うので、前菜もメインも肉料理が基本になる。
前菜が魚系でメインで肉を、などとやりがちだが、これだと「ワインのことは全く知りません」と言っているようなもの
たとえ下戸でもこのような愚挙は慎みたい。

ひとりだけグズグズする、あるいは皿を残す

複数人で食事をする時には、スターターを頼んだら全員がスターターを終えるまでメインディッシュは出てこない
例えばスターターを少し残してメインと一緒に食べたい、などといつまでもひとりが料理を残していると、全員の分のメインが出てこないことになる。
日本のように、いろんな料理がテーブルに並ぶ習慣はないのである。
さっさと食べよう。

チップを二重に支払ってしまう

「お勘定」と頼む時だけは、店員に向かって手を挙げて、札を数えるように親指と人差し指をこすり合わせる仕草をすると、勘定書を持ってきてくれる。
それをしっかりチェックしよう。
もし「service charge」という項目にすでに金額が書き込まれている場合は、チップは不要だ
それを無視してチップを払うと、二重に支払うことになるので馬鹿を見る。
ちなみにチップは支払い総額の5%から10%だが、その間のキリのいいところで決定するといいだろう。

有料の水を頼んでしまう

水とサービスをタダだと考えている日本人とは裏腹に、イギリスではどちらも有料である
日本では「お冷」といえば無料だが、イギリスのレストランで「水お願いします」と頼むと、「stillかsparklingか」を聞かれる。
普通の水か炭酸水かときいているのだが、当然どちらも有料だ。エビアンとかペリエが出てくる。
1本1000円近くするので、伝票が来て青くなる、などというのもよくある話だ。

では、水道水はタダでもらえないのか?

もらえる
tap waterと呼ばれている。
「蛇口水」という意味。

なので、無料の水をください、というときには、tapの部分を特に強調してオーダーするといいだろう。
ウェイトレスのお姉さんがつまんなそうな顔をして持ってきてくれるから。



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