イギリスの結婚式事情 その2 ご祝儀や当日の各自役割など 挙式する際に必要な知識まとめ

イギリスの結婚式でのフラワーガール

6月はジューンブライドという事で、イギリスの結婚式事情をご紹介。
今回はその第二弾です。

【前回記事:独身最後のパーティーや結婚費用などイギリスの結婚における風習情報まとめ】

ハロゲートでの暮らしがつづられている
著者ブログ「メディのイギリス暮らし」はこちら!

第二弾では、挙式が決まってきた辺りで、当日を見据えて必要になる知識を中心にまとめあげていきます。
イギリス在住で結婚を考えられている方は勿論、日本で結婚式を挙げられる方も、日本と比較してみる事で気付ける事が多くあると思いますので、是非ご一読下さい。

イギリスでは結婚式にご祝儀は持っていかない

ウェディングリストのイメージイギリスではお祝いなどの行事でお金を渡すという習慣がありません。
なので、結婚を祝福するにあたって、当日に現金を渡すと言う事もありません。
ではゲストはどうやってお祝いをするかというと、プレゼントをあげるのです。

ウェディングリストという習慣があって、結婚して新居に必要な物をゲストがプレゼントします。
詳しくは次の項目でお話します。

ですが、もうすでに生活に必要な物は持っていて、結婚後に必要な物というのがなかったりします。
というのも、最近は婚約してから数年後に結婚するケースも増えていて、籍は入れていなくてもパートナーとしてすでに一緒に暮らしているケースもあったりするからです。
【前回記事:1項目目「婚約してから結婚するまでが長ーい?!」参照】

リクエストがなかった場合でも、ゲストは気持ちとして、新郎新婦にプレゼントと結婚用のグリーティングカードをあげたりします。

また、カップルの中には、特にこれが欲しい!というのを指定してくる場合もあったりします。
(例えば、新居に飾りたい高い絵画やハネムーン資金など)
そう言う場合には招待状に記載されていたりします。
その場合にはゲストは指示に従って、その資金の一部をお祝いとしてあげる形になります。

ゲストが送るプレゼントに迷わない!新郎新婦が欲しいものリスト「ウェディングリスト」とは

ウェディングリストで頼む商品の例ウェディングリストは、まだカップルが一緒に住んでいなかったりする場合に、とても便利なシステムです。
カップルが新居に必要な物、キッチンの調理器具やお鍋、フライパンはもちろんケトルや電子レンジなどなど。
そして寝具、タオル、インテリア用品など、自分たちで欲しいものをリストにあげるシステムです。

そのリストを送るタイミングですが、ゲストに結婚式の招待状を送る際に、一緒にウェディングリストも送ります。
ゲストはそのリストをもとに、自分の予算にあったものをプレゼントとして買ってあげることができます。

大手のイギリスのデパートはこのウェディングリストの制作サービスがあります
今ではオンラインが主流で、そのカップルのログイン詳細を入力したらリストが見られるようになっていて、そこからお買い物してカップルの元へ届けてくれるサービスです。
カップルが自分たちで選んだ物なので、気に入らないプレゼントもないし、これからの生活で必要な物だったりするので結婚後にスムーズに一緒に暮らせます。

私と夫もこのサービスを利用しました。
私たちは当時、貧乏学生結婚だったので結婚後に必要な物をリストにあげました。
お鍋とかキッチンの調理器具などなど。
キッチンの調理器具はその当時頂いた物を今でも使用していたりします!
このシステムは本当に合理的なプレゼント方法だなと思いました。

結婚式で花嫁さんが身につける4つの物

さて、結婚式では花嫁さんが主役です。
イギリスの伝統では花嫁さんは4つの物を身につけて結婚すると幸せになれるというジンクスがあります。
Something Four(サムシングフォー)と呼ばれています。

・何か古い物 (Something Old)

家族の伝統とかを大事にすると言う象徴、多くは祖母や母から受け継がれた物を身につけたりします。

・何か新しい物 (Something New)

未来への希望の象徴、何か新しい物を身につけます

・何か借りた物 (Something Borrowed)

幸せな結婚生活をしてる人から肖るという象徴、結婚してる人から何かを借りて身につけます

・何か青い物 (Something Blue)

幸せを呼ぶ色で青が象徴されてるようです。結婚式では人目につかない様に身につけると良いとされてます。

結婚式で婚姻届けに署名、見届け人の署名も必要

イギリスの結婚式の署名のイメージイギリスでは式の時に署名をして結婚が成立します。
日本の様に式の前や後に署名して、役所に届けて結婚の成立というわけではないのです。
一般的にイギリスの結婚式は以下のような場所で行う事ができます。

  • 教会
  • レジスターオフィスという役所
  • 結婚式を挙げるのに許可を受けた場所(お城、ホテル、レストラン、大きなお屋敷など)

その式の際に、見届け人として2人に署名してもらう人を選ぶ必要があります。
新郎新婦それぞれから2人選びます。
私たちの見届け人は、「夫の兄」と「私の弟」に署名をお願いしました。

私たちの結婚式は教会でした。
夫の実家の地域管轄の教会で行いました。
(教会は住んでいるところによって管轄の教会が違います)
その教会は小さい村の教会で、そんなに大人数のゲストがくるわけではなかったので、とてもいい場所でした。

夫はクリスチャンですが、私は普通に日本人で仏教、神道です。
なので、結婚する前に教会で結婚式ができるように許可をもらうのに、他の教会へ行ってインタビューを受け許可をもらいました。
宗教上のことなどで右も左もわからなかったし、もちろん夫にとっても初めてのことなのでわからない事だらけでした。
教会の結婚式のオーガナイザーの方、牧師さんなどに事前に色々打ち合わせをして、結婚式をあげる前に色々しなければいけない事をクリアしていって、結婚式が挙げれました。

新郎側の友人の役目、新婦側の友人の役目

他にも、イギリスの結婚式では、新郎側の友人や兄弟、新婦側の友人や姉妹にお願いする役目があったりします。
ベストマンを含むアッシャー(Usher)という人たち。

※【ウェディング用語の解説】 アッシャーとは、式全体の進行を担当するサポート役になります。
男性だけで構成し、そのアッシャーの中の代表人物を「ベストマン」と言います。
アメリカではグルームズマンと呼ばれてるかもしれません。)

そして、女性側ではブライズメイドという女性たちがいます。
こちらは花嫁側のサポート専門です。
花嫁は結婚式の主役ですので、アッシャーとは別にサポート役が付きます。

あとは小さい子達で女の子はフラワーガール、男の子はページボーイという役目もあります。
彼らは結婚式前、結婚式でお仕事があったりします。

ロイヤルファミリーのハリーとメーガンの結婚式では、ウィリアム王子がハリーのベストマンとして役目が抜擢されていましたね。
結婚式前にハリーの隣について、教会内に入って行きました。
また、ジョージ王子とシャーロット王女もページボーイとフラワーガールズの一員になってバージンロードを歩いていましたね。

ヘンリー王子とフラワーガールそれでは、ベストマンやアッシャー、ブライズメイドの各仕事とは具体的にどういったものがあるのでしょうか。

各役割の仕事とは

イギリスの結婚式のフラワーガール【ベストマン】
ベストマンは、スタッグナイトをオーガナイズしたり、
(スタッグナイトについては、前回記事:2項目目「独身最後を記念してパーティーが開かれる」参照)


タキシードをレンタルしたりなどを含め、結婚式当日は新郎に付いて、結婚式をスムーズに進める役割があります。
披露宴(レセプションパーティー)では、スピーチがあります。

【アッシャー】
アッシャーは、ゲストの座席案内をしたり、ブライズメイドたちのエスコートや集合写真などのオーガナイズなどなどです。
アッシャーは基本的に早めに会場に着き、仕事をし始める必要があったりします。

【ブライズメイド】
女性陣のブライズメイドも男性陣同様、ヘンナイトをオーガナイズしたり、ブライズメイドの衣装を手配したりします。
そして当日は花嫁さんに付いて、結婚式がスムーズに行われるようにするという役目があります。

【フラワーガール・ページーボーイなどの子供の役】
フラワーガールは、花嫁さんの前にバージンロードを歩いて花びらをまくという役目です。
場所によっては、花をまいたらダメというところもあって、フラワーガール用のブーケを持ってバージンロードを歩いたりします。

また、ページボーイも花嫁さんの前を歩いて聖書を運ぶという役割がありますが、今は普通にバージンロードを歩く役目になってたりもします。
また、男の子ではリングベアラーという結婚指輪を運ぶ役目の子トレンベアラーというベールが引きずらないように持ってあげる子の役目があったりもします。

カップルによっては周りに小さいお子さんがいない場合もあるし、必ずしも小さい子達が結婚式で必要というわけではありません。
結婚指輪に関してはベストマンが持っておく場合もあります。

以上の内容は一例で、絶対の決まりというわけではないので、カップルがどういう結婚式にしたいかというのを考え決めることができます。

まとめ

  • イギリスでは、お祝いにお金を持っていく習慣はないので、結婚式にご祝儀は持っていかない
  • ゲストが選ばなくても済むウェディングリストでプレゼントを贈る
  • 結婚にちなんだ「サムシングフォー」というハッピーアイテムの法則がある
  • 役所で済ませるのではなく、結婚式で婚姻届けに署名。見届け人の署名も必要
  • 新郎側の友人の役目、新婦側の友人の役目がある

いかがだったでしょうか。
結婚は人生の一大イベント。
どれだけ情報があっても不安になってしまうものですが、少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

次回は、ついに結婚式当日
大体の流れから、日本と違う部分をピックアップしながらご紹介する予定です。

    • 披露宴で3人の男性陣のスピーチ
    • 写真は前撮りなし、本番の日に
    • 一般的な結婚式の流れ(式から披露宴まで)
    • 花嫁さんのお色直しはなし
    • ファーストダンス

次回もお楽しみに!


→イギリスで国際結婚を挙げた時の参考例

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メディ
ブログ「メディのイギリス暮らし」は2005年からはじまりました。 

主な登場人物は

メディ:料理、インテリアが大好き。最近は美容にも力を入れてて、ビーガンコスメを愛用中。

ダン:和食大好きイギリス人。自他共に認めるゲームオタク。最近マーシャルアーツ(武道)をはじめました。

ハナ:ゲーム、コスメ、YouTube大好き。ユナとデュオでYouTubeチャンネルも実はやってます。(まだ3個しかアップされてませんが)

ユナ:ユニコーン、ハローキティーとマインクラフトが大好き。

テディー:ブチャイク顔なおじいちゃん犬。20018年1月現在、15歳。

クマ:ギニピッグ(日本語ではモルモット)ハナのペットで、推定6歳。こちらもおじいちゃんです。

家族4人と2匹で仲良く北ヨークシャー州にあるハロゲートという町で暮らしています。
ホームステイで、語学学校生も受け入れしています。

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