EU国民投票をめぐって、雑感その1

国民投票で、EU離脱という結果になりましたね

スコットランド独立騒ぎの時のように、なんだかんだ言っても穏当な結果になるのでは?と思っていたので、正直意外です。
それぞれに思うところはあると思うのですが、地方都市エクセターから、自分が見聞きした範囲のことをお伝えしたいと思います。

他EU国民はピリピリ、投票日までの街の様子

先月辺りから、街の大通りでは「VOTE LEAVE(離脱)」「VOTE REMAIN(残留)」それぞれのTシャツを着た人たちが、ビラ配りや呼びかけを精力的に行っていたり、住宅や自家用車に「IN」「LEAVE」のステッカーが貼られたり、投票日に向けて緊張が高まっているのが感じられました。

「LEAVE」派の主張を見てみると、EUにいるデメリットがあれこれ列挙されていましたが、要するに「移民は迷惑だから来るな」という主旨
もともと非EUから来ている私たちはともかく、スペイン人やイタリア人など、他EUからの人たちは、やはり離脱派の意見を聞くたびにナーバスになっている様子でした。

投票前日、街のカフェでは・・・

投票の前日に、街のカフェに行って他の人々の話を聞いてみました。

離脱派の主張は、
「これ以上移民を受け入れたら、我々の福祉は破たんする」
「イギリスのことを、遠く離れたブリュッセルで決められるのはごめんだ」
「なんで他国の経済状態に、イギリスが影響されなきゃいけないんだ」。

残留派は、
「もちろんEUは完璧じゃない。でも、いまさらヨーロッパから孤立してどうなるんだ」
「イギリスだって他国と協力しないとやっていけない。いつまでも帝国気分でいるから、英国民はレトロだって言われるんだ」
「移民をしめだすような真似をすべきじゃない。共存するべきだ」。

各テーブルで「IN!」「LEAVE!」と声をあげつつ、ほとんどの人は、最終的な決断を迷っているようにもうかがえました。
ある年配の紳士は、「そもそもこんな重大なことを、国民投票にもちこむべきじゃなかった」と嘆いていました。
「仮に感情のまま離脱を選んだとして、どうなるんだ。今まで前例がない、誰も予測できない事態が起こるだろう。私はいい、でも、私の孫の代で、イギリスはどうなるんだ?」

一般的に、イギリス人は政治の話をおおっぴらにすることを好みません
この時も、一通りそれぞれの意見を述べたらあっさり次の話題に移ってしまいましたが、前代未聞の決断をせまられて、彼らも心を決めかねている様子が伝わってきました。

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ふみむら

現在、夫と2人の子供と一緒に、イギリス南西部のデヴォン州に滞在しています。紅茶とミステリーと歴史が好きなので、街を歩いていると古代遺跡の城壁などが無造作に現れる州都エクセターがすっかり気に入ってしまいました。 東京に戻った際、再び満員電車に適応できるかどうかを気にしつつ、家族4人で楽しく過ごしています。

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