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おいしい英国レシピ No.36 Gingerbread Man

今回は、ジンジャーブレッドマンのレシピです。

ジンジャーブレッドマン、和訳すとショウガ男になりますが、どんな食べ物かというと、ショウガが効いたビスケットになりますが、既にご紹介したジンジャービスケットとは少し食感と風味が異なります。

実は、このジンジャーブレッドマンには可愛らしくも、悲しい子供向けの物語があります。
その物語をお話したいと思います。

昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが森の中にある小さなお家に住んでいました。
老夫婦には子供はおらず、時々おばあさんは子供がいない寂しさを感じていたそうです。

ある日、おばあさんはショウガを加えてブレッドを作りました。
バターを注意深く混ぜ、生地をよくのばし、可愛い人型で型を取り、アイシングシュガーで目や口の縁を書き、チョコレートチップで眼を入れてジンジャーブレッドマンを作りました。
「なんとまあ可愛いジンジャーブレッドマンなのでしょう」と言いながら、それをオーブンに入れ焼いていたところ、うたた寝をしてしまったそうです。

目が覚め、ブレッドがどうなったかオーブンのドアをゆっくりと開けて確認すると、突然ジンジャーブレッドマンが立ち上がり、オーブンからジャンプしたかと思うと、家の外へすごいスピードで走り出しました。
「捕まえられるなら捕まえてごらん!僕はジンジャーブレッドマンなんだぞ!」と、ジンジャーブレットマンは言い、おじいさんとおばあさんは慌てて追いかけましたが、すぐに遠くへ走り出してしまいました。

ジンジャーブレットマンがどんどん走っていると、1匹の牛に会いました。

牛は「なんて美味しそうなんだろう」とジンジャーブレットマンに言うと、
ジンジャーブレットマンは「僕はおじいさん・おばあさんからも逃げ出せたんだぞ。絶対に捕まらない、なぜなら僕はジンジャーブレットマンだから!」と言い、陽気に歌いながら逃げ出すと、馬、鶏と次々に出会いながらも、捕まることなく無事に逃げ切ることができました。

走っていると、今度はきつねに出くわしました。
ジンジャーブレットマンは自信満々で、「僕は狐にも食べられないぞ、だっておじいさん・おばあさん、牛・馬・鶏から逃げ出せたのだから」と心の中でつぶやくと、きつねは「君は美味しくなさそうだね、食べる気なんてこれっぽっちもないから安心しな」とジンジャーブレットマンに優しく言いました。

すっかり安心しきったジンジャーブレッドマン。
「僕は走りすぎて疲れたから一緒に歩こう」ときつねを誘い一緒に歩いていると、川がありました。ジンジャーブレットマンは困った様子で「どうしよう、どうやって川を渡ればいいのかな」ときつねに言ったところ、きつねは「大丈夫、僕のしっぽに乗って」と言葉をかけてくれ、きつねは川の中に入り泳ぎ出しました。

しばらく泳ぐときつねは「ちょっと重いから、背中の方に移動してくれるかな」とジンジャーブレットマンに言うと、言われるがままに背中に移りました。
またしばらくすると、きつねは「ん~、背中ではちょっと重いから鼻にジャンプしてくれないかな」と。
きつねの言うとおりに鼻に移ると、岸に到着する寸前に突然、きつねがジンジャーブレットマンを高くトスして空中に投げ出したかと思うと、なんとジンジャーブレットマンをパクリ。
「美味しい、美味しい、やっぱり美味しかったな」と満足げに言いながらジンジャーブレットマンを食べてしまいました。

これがジンジャーブレットマンの結末です。

子供向けの話とは言え、何とも残酷なストーリーですね。
このストーリーは子供に何を伝えたかったのでしょうか。
自信過剰にはなってはいけないということでしょうか、それとも結局ジンジャーブレットマンには食べられてしまう運命にあったということなのでしょうか。

皆さんはどうお考えですか?

さて、話を終えたところで、レシピに移りましょう。
粉以外の材料を溶かしたら、粉を加え混ぜ合わせ、伸ばして焼くだけの簡単クッキーです。
少し硬めの仕上がりになりますが、薄く伸ばして焼くので食べやすくなるかと思います。
もちろん食べても美味しいのですが、私はクリスマスツリーのオーナメントとして焼いています。
その際は頭の部分に紐を通せるように、穴を空けて焼いて下さいね。

(材料)ジンジャーブレットマン約18枚分
225g 薄力粉
1/4rsp 塩
2tsp  ベーキングソーダ
1tsp   ジンジャーパウダー
1/2tsp シナモンパダー
100g ブラウンシュガー
100g  ゴールデンシロップ
50g   食塩不使用バター

1.薄力粉、塩、ベーキングソーダ、ジンジャーパウダー、シナモンパウダーをボールにふるい入れる(写真1)
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2.鍋に、ブラウンシュガー、ゴールデンシロップ、食塩不使用バターを入れて火にかけて溶かす(写真2・3)
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3.粉類に溶かした②を入れてゴムベラで混ぜ、まとまりやすくなったら手で混ぜる(写真4・5・6)
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4.ラップに生地を包んで、冷蔵庫で約30分ほど休ませる(写真7)
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5.オーブンを180度に予熱する
6.綿棒で生地を約3㎜程度の厚さにのばし、型を取り、ベーキングシートを敷いたオーブン板にのせ、180度に予熱したオーブンで約8~10分ほど焼く(写真8・9・10・11)
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7.お好みで~アイシングで目や口を描く(写真12)
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【Kanako公式HP】
Food culture and society

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