その1のつづきです
今回は、フットパスの歩き方と注意点を紹介します。
事前にルートを決めておこう
フットパスは、民家の庭や農家の軒先、はたまた飛行場の滑走路にとおっていることもあり、普段行くことのできないところにいけるのが魅力ですが、裏を返すと勝手のわからないところをどんどんと進むことになります。
そのため、まずは行きたいエリアのフットパス用マップをスポーツショップで購入し、どのようなルートをとるのか、事前に決めておきましょう。
また、帰りはどのようにするのかも決めておきましょう。
そうでないと、好き放題進んだ結果どこにいるかわからない状態になったり、どの駅からも遠く、帰り方がわからず迷子になる可能性がありますので注意です。
最初は、慣れた人と一緒に行き、フットパスの歩き方を覚えてから、自分でコーディネートするといいでしょう。
現地人のフットパスの歩き方
それでは、実際に現地の人がどのようにフットパスを利用しているのでしょうか。
多くは、散歩に利用しているようです。
特に、動物好きが多いイギリスでは、フットパスで犬の散歩をする姿がよく見られます。
ウォーキングで利用する場合は、しっかりとコースを決めて歩きます。
地図を見ながら、ハイライトになる城や庭園などをコースに入れ、おおむね12~15キロをめどにデザインします。
限られた距離の中で、最寄の駅とどうつなげられるかが腕の見せ所です。
フットパスの特徴と注意点
ここからは、過去にあったフットパスでおこった出来事を紹介します。
事前に読んで、本番に備えてください!
フットパスの外には出ない!
フットパスは、昔から決められている公道であるため、土地売買をする人は、この土地はフットパスがある、ということを踏まえた上で取引をします。
しかし、冷静に考えて、もし自分の土地に他人がズカズカ入ってくる道があったらいやですよね?
たとえば、通常は入場料を払うような場所でも、フットパス内は無料で通れるのですが、そこでトイレに行きたい!とフットパスを外れようとすると、警備員が飛んでくる、ということもありますので、注意が必要です。
道を間違わないように
フットパスには、「Public Footpath」という立札がたっているのですが、よく道を間違えます。
そんなバカな!と思う人もいるかもしれませんが、何もない草原に、いくつものフットパスが縦横にとおっていることもあるのです。
また、フットパスをよく思っていない土地の所有者がいることも事実で、わざと草だらけにしている道もあり、正しいルートを見つけるのは、経験が必要です。
とにかく動物に出会う
よくある光景として、牛が道の真ん中でどかっと寝ているところを見かけます。
どうやって通り過ぎるか、初めてのひとはドキドキです。
またあるときは、鉄道のトンネルを入るコースで、突然向こうから羊の大群が迫ってきて、突然の事に固まっていると、たくさんの羊が自分たちを避けてザーッと通り過ぎた、というエピソードも。
逃げ場がないところでは、このようなことも予測して歩いてみましょう。
いかがでしたか?
イギリス独特の道「フットパス」、ぜひみなさんも、イギリスに滞在するときは、歩いてみてくださいね!
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