イギリスの女性料理研究家

イギリスで有名シェフといえば男性が多かったりします。
レストランで実際に働いていた人などが主で、喋りが上手な方が有名だったりします。
では女性はと言うと、日本でもお馴染みの料理研究家というようなカテゴリーで有名な方がいます。
本屋さんでもレシピ本が今でも置いてある女性の料理研究家3人を紹介します。

ナイジェラ・ローソン

https://www.nigella.com
ジャーナリスト、TVプレゼンター、グルメ、フードライター。
政治家のナイジェル・ローソンとケータリング会社を所有していたヴァネッサとの間の娘です。
Lady Margaret Hallのオックスフォード大学を卒業後に、書籍やレストラン評論家としてキャリアを開始。
その後はThe Sunday Timesの副編集長に就任。
独立しフリーランスになった後にも数多くの新聞や雑誌などの編集を手がけました。
最初の料理本であるHow to Eatを1998年にリリース。
ベストセラーとなり、人気を集めます。
また、2000年にはHow to Be a Domestic Goddessを出し、イギリスのBook Award for Author of the Yearを受賞しました。
ベストセラー作家となったナイジェラのTV番組、Nigella Bitesがチャンネル4で放送され、さらに有名になり、昼間のチャットショー(日本でいうワイドショーな感じ)でもお馴染みの顔となりました。
その後もクリスマスの料理本や他の料理本などをリリースし、世界中で300万以上の料理本を発売しています。
今年、2017年にもTV番組でAt My Tableが放送されていて、それに関するレシピ本も出版されています。
アラフィフで、体型は日本人から見たらぽっちゃりですが、顔がとても綺麗です。
TV番組は、彼女のセンスがとても光っている構成で、使われているキッチン雑貨などとても可愛いんですよ。

デリア・スミス

https://www.deliaonline.com
最近、TV番組は放送されてはいないものの、70年代から2000年前半までTVで活躍されていた料理研究家です。
少し前まではイギリス人の料理研究家といえば、彼女の名前がよく上がりました。
サイトは健在で、レストランなどの経営はしているようですが、TVなどの公の場からはちょっと引退されたのかもしれませんね。
TVシリーズのDelia’s How to Cookが90年代後半からシリーズ化されていて、3作あり、料理が苦手な方にも料理が出来るように、基礎の料理本を出したりしています。
また、料理以外の事業で有名なのはフットボール(サッカー)チームの所有だったりもします。
基本的なイギリス料理のローストやヨークシャープディングなどがとても参考になったりして、イギリスのお袋の味みたいだなと思います。

メリー・ベリー

http://www.maryberry.co.uk
生涯現役というのはこの方のことかな?と思うような料理研究家です。
イギリスのスーパーなどでは関連グッズなども売られていたりするので、イギリスに来たばかりの方はこちらの品が良いおばあさんは誰だろう?って思うかもしれません。
私が彼女の存在を知ったのはBBCのThe Great British Bake Offの審査員をしている方から知りました。
2010年から2016年までこちらの番組の顔となってご活躍されていました。
今年はこの番組は違うチャンネルに移行され審査員はしていないものの、今でも現役の料理研究家としてご活躍されています。
ベーキング(お菓子作りなど)がとても上手で、彼女の関連グッズなども売られていたりします。
彼女の使命がサイトで紹介されているのですが、To Get everyone Baking!と言う程に、皆さんにベーキングを奨励しているんですよ。
また、レシピ本だけではなくて主婦の目線としてハウスキーピング(家事)などの本なども出版されています。

アラフィフ以上の方が健在なイギリスの女性料理研究家。
クリスマス用のレシピ本も出ています。
今年のクリスマス料理の参考にしてみてはいかがでしょうか?

写真は、メディ様がナイジェラさんのレシピを見て、実際にクリスマスディナー用に作られたターキー。
とても美味しそうです。

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