イギリス移住計画の落とし穴-ビザにご用心

イギリス人と結婚した場合、イギリスへの永住権が与えられる、と考えがちだが、長い間、増え続ける移民問題を抱えてきたイギリスは、移民にとっても厳しい。

結婚したからといって、イコール永住権許可、とはならないのである

イギリスの永住権取得は難関

今回のEU脱退も向かい風になって、イギリス国籍を持たないヨーロッパの男性と結婚した場合、これはかなり絶望的、といっていいだろう

考えてもみてほしい。
夫婦ふたりとも外国人というカップルが、イギリスのように物価の高い国で、親戚もなく、年老いて人生を終えることができるのか。
定年後は自分の生まれた国に戻りたくなるのが老人というものである。

結婚=永住権取得ではない

さて、イギリス人と結婚する場合でも、結婚ビザを取るには一定の条件を満たしている必要がある。
列挙するとおおむねこんな感じだ

・合法的に結婚している。
・18歳以上である。
・夫と同居する。
・夫と面識がある(!?)。
・経済的に自立している。
・自分たちで住む場所が確保できている。

また、観光ビザでの入国者は一旦帰国して、結婚ビザ申請を自国で行わなければならない
違法滞在者は、結婚許可が下りたとしても、ビザは取り消される。

制度の目的は偽装結婚防止

ざっと見ただけで、これはビザ目的の偽装結婚を警戒しているとわかるだろう。
イギリスは、高い給料目当てに、イギリス人との偽装結婚で合法滞在をしたがる外国人に手を焼いているのだ

それでは、イギリスが好んで迎えたい外国人とはいかなる人間なのだろう。
実態から浮かび上がるのはこんな人だ。

・一定以上の所得があり、高額の税金を5年以上払っている。
・特定の分野に優れた能力があり、その知識で長年イギリスに寄与している。
・祖母や祖父など家族がイギリス人と血縁関係にある、あるいは今後、実際に家族になる。

イギリスに貢献できる人であること

当たり前の話だが、人間関係はギブアンドテイク。
イギリスにいたいなら、それなりの貢献をしてほしい、というのが本音だろう

実際に結婚を決めている場合は、パートナービザ、フィアンセビザも申請可能だが、暫定的なビザなので、なるべく早く正式な結婚ビザに切り替えることをお勧めする。



にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

The following two tabs change content below.
Emma Rosemary Watson

Emma Rosemary Watson

2005年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ、
Transnational Communication and Global Media修士課程終了。
以降、ロンドンにて日英コンテンツの発信を行う。
ロンドン在住中にイギリス人の夫と結婚、
イギリス流のライフスタイルのなかで暮らす。
現在、イギリス人の好むイギリスのカントリーサイドを歩くネイチャーウォークの楽しさを日本人にも知ってもらおうと活動中。

関連記事

  1. 日本のおばさんが、クリント・イーストウッド似のイギリス人と結婚できた理由 12 夢見ていたイギリス社…

  2. 知っておくと探しやすいヘア商品

  3. ノーベル文学賞受賞記念 カズオ・イシグロ原作 『日の名残り』特別上映 Bunkamuraル・シネマに…

  4. イギリスの編み物の祭典, Yarndale 2017 に行ってきました。

  5. ClintEastwood

    日本のおばさんが、クリント・イーストウッド似のイギリス人と結婚できた理由 44話 超特急で整えたトー…

  6. イギリスで電車に乗るときに知っておくべき7つのポイント

  7. イギリスで過ごす週末の午後

  8. イギリスでやってはいけないこと〜自分の安全は自分で守ろう〜

  9. イギリスEU離脱「Brexit」特集一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP