【会話に使える日本の話題】海外で紹介したい日本のアート作品 浮世絵編

私は日本文化が好きな外国人向けに日本の工芸品や美術品、小物、和食器などをネット販売している会社に勤めています。

展示会も行っています

13年以上イギリスでの生活について書き続けている
著者ブログ「メディのイギリス暮らし」はこちら!
https://ameblo.jp/rose-and-iris/
ホームステイの受け入れもされています。

すると日本のアートが大好きという人に会うことがあります。
日本人である私だけれど、恥ずかしいことにあまり日本のアートにあまり詳しくはありません。
でも、イギリス人などとお話する機会もあり、少しは知識がないと接客もできなかったりするし、日本を紹介するということができません。
なのでポイント、ポイントで知識を入れてイギリス人とお話をしたりしています。
そこで個人的な意見ですが、これだけは知ってると日本を紹介できるというポイントを伝授したいと思います。

木版画と浮世絵の違いは「印刷方法」と「絵の種類」

木版画

世界的に人気のある日本の絵と言えば、浮世絵があがります。
その話題の中で「木版画」という言葉が出てきますが、どちらも「画」と「絵」という字があるので同じ「え」に思えてきます。

ですが、木版画は絵の作り方の種類が違います。
「木版」というたくさんの絵を作る道具で作られた絵を「木版画」と言います
今ではプリンターで同じ絵を何枚も印刷できますが、昔のプリンターは「版」と呼ばれる板。
板に文字や図形を彫り込んで、そこに絵具をつけ、紙を押してハンコのように色をつけて彫り込まれた同じ絵を作っていきます。
そうしてできた絵を版で作った絵、「版画」と呼びます。
木版画は、木で出来た「版」ですが、銅で出来た版「銅板」もあります。

すっかり忘れがちですが、小学校の図工の時間で学びました。

浮世絵

対して、「浮世絵」は絵のテーマの種類です。
そのテーマとは「庶民向け」
なので、庶民に人気のある美人な女性やカッコいい役者が描かれた絵が多くあります。
今でいうカッコいい俳優やアイドルのグラビアと同じだったようですね。

流行した江戸時代における浮世絵のもう一つの魅力とは、値段が安かった所です。
安価で売ることができた理由は、版画の技術を使うことで何枚も刷ることができたから。
一点物だからこそ高価な「絵画」と違って、庶民でも買えたからこそ人気があったと言われています。

西洋で驚かれるのは版画の多色刷り

今でもかつての版画の製法で、作品を作って販売していたりもします。
版画の魅力の一つは、手作業なので、出る色がその都度微妙に違ったりするところです。
今では、コピー機で簡単に同じ絵を印刷できますが、人の手を通して作られる版画だからこその味わいが、時代を越えて愛されています。

そんな版画の話の中でも、海外の人々に驚かれるのが、特に手間のかかる「多色刷り」です。
元々、ヨーロッパの版画は一色でしたが、日本の多色刷りの文化に影響されたことによって多色刷りが盛んになったそうです。

ちなみに、木版画を英語でなんて言うと思いますか?
Woodblock Print(ウッドブロック・プリント)と言います。
こういう英語も覚えておくと、会話が弾みますのでおすすめです。

イギリスでとっても有名な作家ベスト3

  • 葛飾北斎
  • 歌川広重(安藤広重)
  • 川瀬巴水

葛飾北斎

葛飾北斎の富士山の作品「富嶽三十六景」は、こちらイギリスでも有名です。
もう、終わってしまったのですが、2017年にブリティッシュミュージアム(大英博物館)で葛飾北斎の展示会もあったくらいです。
北斎の富嶽三十六景をイギリスに紹介した人物は、日本文学研究者のフレデリック・ビクター・ディキンズ(1838-1915)と言う人だそうです。
日本へも行った事があるそうですが、英国へ帰国後の1879年以降に、北斎について研究し富嶽三十六景に一つ一つ解説つきで欧州へ紹介したそうです。

歌川広重(安藤広重)

作品名:山吹に蛙

作品名:月夜桃に燕歌川広重も日本でもとても有名な江戸時代の浮世絵師ですね。
西洋の作家に影響を与えたそうで、モネなども広重の事を学んだりしていたそうです。
彼の作品である「名所江戸百景」をゴッホが模写していたりします。
ちなみに「名所江戸百景」は英語でOne Hundred Famous Views of Edo.
ゴッホが模写したその百景の中の作品は、Plum Park in Kameido ・Sudden Shower Over Shin-Ohashi bridge and Atakeです。
こちらも覚えておくと会話が弾みます。

作品名:月夜桃に燕

今年の1月から5週間ほど、ハロゲートにあるハーロウ・カーで広重の展示会を、私が勤めている会社の提供で開催していました。


ハーローカーはガーデン好きな人、散歩好きな人などがメンバーになったりしているので、そう言う人たちにも受け入れやすいお花だったり鳥だったりという作品を紹介しました。

川瀬巴水

川瀬巴水は大正・昭和の浮世絵・版画家です。
実は日本国内よりも海外の方でよく知られていると言う事で、私も最初は全く知らなかった作家なのです。
アメリカの鑑定家のロバート・ミューラーが紹介したそうで、そこから欧米で知られるようになったそうです。
江戸時代以降、衰退していった日本の浮世絵を復興させようとした人物だそうで、新しい浮世絵版画である新版画を確立した人物なんだそうです。

私が勤めている会社では関連商品を販売したりしていますが、カレンダー、カード、実際の復興版の木版画(ウッドブロックプリント)などもあったりして、日本美術好きな人には人気です。

会社の名前は“The Japanese Shop”

すべて英語ですがブログでも日本を紹介していたりします。
色々なコンテンツがあるので、外国人に日本を紹介したいなという時に言い回しなど参考になったりできるかもしれません。
よかったらブログもみてくださいね。


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