突然ですが、みなさんは「イースター」をご存知でしょうか。
名前は聞いたことがあったりしますよね。
例えば、春頃に関東では東京ディズニーランドで、関西ではユニバーサルスタジオなどで
イースターのイベントが開催されているかと思います。
でも、このイースターとは何かを知っていますか?
日本とは違い、イギリスではクリスマスの次に大きなイベントでもあります。
イギリスのみならず、ヨーロッパの国々においては大事なイベントですので、知っておくとヨーロッパ文化への理解が深まります。
そこでイースターのことを数週にわたって紹介したいと思います。
イースターはキリストの復活を記念した日
イースターはキリスト教のお祭りです。
キリスト教の教祖であるイエス・キリストが死んでから3日後に復活したことを記念します。
ヨーロッパでは連休になる祝日で、日付が毎年変わる移動祝日でもあります。
なぜ日本で知られていないのか
日本で定着していない理由の一つは、日本がキリスト教圏内ではないことが考えられます。
クリスマスも本来イースターと同じキリスト教のお祭りですが、日本では「キリスト教のお祭り」としては定着していませんよね。
次に、「移動祝日」であることから、クリスマスと違って、日にちが固定されていないことも定着しにくい理由の一つにあげられると思います。
また、ヨーロッパでは連休になりますが、日本では連休にならないということも理由の一つだと思われます。
イースターの連休の流れ
イースターの日付は変わりますが、曜日は変わりません。
必ず日曜日がイースターの日です。
その前後の金曜日と月曜日が祝日になって、連休になります。
金曜日:イエス・キリストが死んだ日(Good Friday)
土曜日:通常の休日
日曜日:イエス・キリストが復活した日(Easter Sunday)
※月曜日:国によっては祝日(Easter Monday)
イースターの日付をどう調べるか
イースターの日付がいつになるかを正式に調べる方法は複雑です。
基本的に「春分の日の最初の満月の次の日曜日」がイースターになる、とされていますが、「満月」と言われても分かりませんよね。
そして、同じキリスト教の圏内でも各教会によって暦法が違うため、「春分の日の最初の満月の次の日曜日」であっても、計算方法が変わってしまい、結果日付が変わってしまっています。
「連休の流れ」でご紹介したように、国によっては、イースターの次の月曜日も祝日にしたりするという感じで、あまり統一されていない部分もあります。
ですので、イースターの日付は自分で計算するよりも、インターネットで検索して調べる方が安心です。
2019年のイースターの日付
2019年、今年のイースターは4月21日です。
連休の前の週から学校はイースター休暇になります。
公立では2週間、私立では3週間の休暇があります。
時期的にも日本でいう春休みのような感じの休暇となります。
イギリスの小学校でのイースターのイベント
イースターボンネットやイースターパレード
イースターボンネットとは帽子を装飾して、派手な帽子にしたものです。
そんな帽子を作ってかぶってパレードしたりする行事がイギリスの小学校などであります。
イースター休暇前にこのような行事があって、親なども実際に学校に見に行けるようになってたりします。
パレードをしてイースターボンネットの帽子を披露したり、歌を歌ったりしてイースターの祝い行事をします。
また次週に紹介しますが、高学年になるとイースターエッグを作ったりします。
私の子供が行ってる学校では、PTA主催のイースターエッグのコンペティションがあったりして、子供達が好きなように絵付けしてイースターのお祝いをして楽しみます。
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